オリジナルロゴ入りダンボールを作りたかったけどお金が無かったので消しハンを作ってみた

消しハン (1)
オリジナルロゴ入りのダンボールってカッコいいですよね。

いや、普段Amazonなんかを激しく利用されている方からすると当たり前すぎて興味も湧かないと思いますが、私のような個人商店からすると、ロゴ入りのオリジナルダンボールはちょっとした憧れ。

だってほら、なんかちゃんとした業者感が出るじゃないですか。

セレクトショップじぃーまで使用するダンボールは、全てピカピカの新品。

ここは全然大したところではないのですが、せっかく注文頂いたアイテムが【みかん10kg】とか書いてあるシナシナの中古ダンボールで送られてきたら、中身は同じでも若干テンションが下がるに違いないと。そう思ってそこだけこだわりました。

しかしここにロゴを入れようと思ったら大変です。

ロゴマークの原盤制作料(初期費用)が発生して、しかも1箱あたりの値段も上がってきて、ついでに同じ業者に毎回頼まないといけなくなるなどの制約も生まれます。お客様は全然気にしないダンボール箱にこだわりすぎてアイテムの値段を上げてしまうような事態は避けなくてはいけません。

うーんでもロゴ入りダンボールやりたい。どうしようか。

そこで思いついたのが、「ハンコ作ってみる作戦」というわけです。

消しゴムを削って作る、消しハンをやってみよう

ハンコを作るといっても色々やり方はあると思いますが、そこはそれ当店のモットーは「お金が無ければ自分で作ればいいじゃない」

できれば1円もかけたくないので、消しゴムを削って作る、いわゆる「消しハン」にチャレンジしてみることにしました。いい大人が昼間っから消しハンにチャレンジする姿…目頭が熱くなりますね。

用意するもの

消しハン (2)
用意するものはこれだけ。

  • 消しゴム
  • カッター(またはデザインナイフ)
  • シャーペン(または鉛筆)
  • ハンコにしたい絵や字が書いてある紙

器用な方はカッターでいけると思いますが、私はうっかり自分から会社員を辞めてしまう程度に不器用なので、デザインナイフを買ってきました。カッターより値段がしますが、便利です。

消しハン作りスタート

消しハン (3)
まずはパソコンから、ハンコにしたい図柄を消しゴムサイズに印刷します。

消しハン (4)
黒い部分をシャーペン(または鉛筆)でなぞります。

しっかり濃い目に。もしあれば、2Bとか柔らかくて濃い芯の鉛筆が良いと思います。私は無いので普通のHBです。

消しハン (5)
全然分かりませんが、しっかりなぞったのでテカテカしています。

ここに…

消しハン (6)
消しゴムを押し付けます。

万力ノヨーナチカラヲコメテッ!!

消しハン (7)
写りました。薄い部分はシャーペンで直に書いておきます。

あとは彫るだけ!!

消しハン (8)
彫って彫って彫りまくれ!

ここまでおよそ1時間!そろそろ自分の行動に疑問が湧いてきたッ!気をつけろ!

いいんだ、いい大人が昼間っから消しゴムを彫ってったっていいんだよ!!

消しハン (9)
再就職したくなる気持ちをグッとこらえて、彫り上がりました。

28歳、初めての消しハン。

果たしてどんな仕上がりでしょうか。

消しハンを押してみよう。押してナンボだ。

というわけでさっそく押してみよう。どれどれ…

消しハン (10)
なんか素朴・・・いや、邪悪だな。

なんででしょう。なにか殺伐とした仕上がりになりましたが、とりあえず手作りの味といえばごまかせないこともないレベルじゃないかと思います。

本来の目的であるダンボールに押してみるとどんなでしょう。どれどれ…

消しハン (11)
うん、やっぱり邪悪だけど…まぁあってもいいかな?

初めてにしてはいいんじゃないでしょうか。っていうか割と楽しかったので満足しました。

もう少し練習してから、改めて近所のはんこ屋に相談するかどうか考えます。

明日からしばらくの間に発注いただくお客様については、どっかにこのハンコが押されると思われますのでご留意ください。

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