プログラム素人の雑貨屋店長が、初めてiPhoneアプリを開発して無事に申請するまで【1】

2013年9月28日

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photo credit: JD Hancock via photopincc

なんだかiPhoneアプリを経験ゼロの人が開発する、という奇行が流行っているみたいで、ネットを徘徊するうちに私もすっかりその気になったのが2013年7月下旬の話。
アプリが完成し、Appleに申請したのが9月24日なので、勉強をスタートしておよそ2ヶ月でゼロからリリースできたことになります。巷では1ヶ月とか2週間とかでリリースしたぜ!すごいだろ!という話もたくさん聞くので、これが早いのかどうかはさっぱりわかりません。わかりませんが私は頑張りました。どのくらい頑張ったのかといえば、ブログに書いて自慢したいほどに頑張ったのです。

というわけでiPhoneアプリの開発に興味がある方、プログラムなんて分からないけどやってみたいという方の参考に、ここまでの記録をまとめておきます。

雑貨屋店長のスキルについて

高校生の時に、COBOLを勉強しました。実務経験はゼロです。もっと言うなら、COBOLが書けてもiPhoneのアプリ開発には一切役に立ちません。そもそもCOBOLのことは習得してから14年の歳月が過ぎて、すっかり忘れました。
ちなみに前職はサーバエンジニアで、LinuxやWindowsのサーバを構築したり壊したりしていました。なのでサーバサイドの技術には詳しいです。プログラムあんまり関係ないです。

総合すると、プログラムの素人といって差し支えないと思います。ド素人です。門前払いです。

Macもってない

Macは持ってないし、触ったこともありませんでした(7月時点)。
ギリギリiPhoneは使っていました。4S。

使える時間

雑貨屋の店長をやっていますが、夏の間は暑くてダルいので、かなり手を抜いて仕事をしました。
一般的にお勤めの方にくらべて、ずっと時間に融通がきく立場だと思います。

私のステータスはこんなところです。ではさっそく、プログラムの勉強から始めましょう。
千里の道も一歩とかなんとかです。

まずはC言語から始める

さてさっそく勉強をスタートしましょう。iPhoneのアプリは、Objective-Cというプログラム言語で書かれています。なのでObjective-Cを勉強しなければいけませんが、その前にまずはObjective-Cの祖先(?)である、C言語を勉強することにしました。

苦しんで覚えるC言語

上記のサイトを2巡ほどすると、プログラムってなに?美味しいの?という方でも、基本がマスターできます。私よりずっと若い脳みそをお持ちであろう皆様は、2巡もする必要はないかもしれません。
上記サイトで勉強する意味は、この2点です。

・基本が一番大事。
・無料で、しかもわかりやすく、そして詳しい…その上、勉強用のツールまで用意してくださっている。まさに神いわゆるゴッド。
・無料なので、もし思ったよりやる気が続かなくて挫折しても大丈夫。

この頃はまだマジメに雑貨屋業をやっていたので、仕事のない夜中だけ勉強しました。2巡するのに2週間ほど。焦らず走らず、自分なりにコードを改造したり、遊んでみたりしながら進めると身につくと思いました。割と楽しかったので、私は挫折しませんでした。途中で何回か寝落ちしましたが…

長くなったので今回はこのへんで。
次回は、Macをちょっと安く購入するところから書きたいと思います。