日本中の全ての子どもに見せたいおさるのジョージ

猿

どうも、じぃーまです。1歳児の父です。

ここ2週間ほど連続で、土曜日の朝にやっているアニメ「おさるのジョージ」を視聴したのですが、これが本当に素晴らしいのです。あんなデカイ猿を街に放したらあぶねーだろなんて野暮なツッコミをしている場合ではありません。あと、気づいていると思いますが上記画像のサルはジョージとは全く関係ありません。

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おさるのジョージとは

「おさるのジョージ」をご存じない方のためにちょっと説明させていただきますと(そんな奴いるの?ちょっと常識なさすぎるんじゃない?私も2回しか観てないけど)、これはNHKでやっている教育アニメです。

NHKアニメワールド おさるのジョージ

異様なまでに知能の高い小猿「ジョージ」が、街の人達といっしょに色んな事にチャレンジしていく的なストーリーです。「猿の惑星 ジェネシス」に出てくる猿並に知能が高いのに、誰もそのことについて触れない不思議な存在「ジョージ」がとても愛くるしいアニメで、「どうせ子供向けの適当ほんわかストーリーが展開されていくんだろ…」と土曜の朝の倦怠感を引きずりながら観ていたのですが、本当に録画しておかなかったことを後悔するほど素晴らしい内容でした。

だって娘1歳、観てないんだもん。パパにパズルのピースを外しては手渡しする作業に夢中なんだもん。観ても意味は分からないと思うけど。

おさるのジョージのすごいところ1:カネの話をする

あるストーリーでは、ジョージがチャリティオークションに参加し、ルールも分からないままに手編みのミトンを100ドルという高額で落札してしまいます。おじさん(ジョージの保護者)が気づいたのも後の祭り、すでにジョージは契約書にサイン済み。ことの重大さをおじさんが恐ろしいほどのわかりやすさで説明すると、ジョージは絶望します。ジョージは養豚場のブタを丸洗いするアルバイトをしているらしいのですが、1匹1ドルとかいうサルに最低賃金は適用されないんだぜと言わんばかりの低賃金労働をしているので、このままだとブタを100匹丸洗いしなければなりません。サルというマイノリティに襲いかかる労働基準法の闇。類人猿マジ類人猿。

この事態を解決するためにジョージとおじさん、それと一緒に来ていた友人のナントカ君(お前、一緒にいたなら落札する前に止めろよ)は、ある素晴らしいアイディアを思いつきます。

「ジョージ100ドルギリギリまで競り合っていたお金持ちのおっさんを捕まえて、101ドルで売りつけよう!」

…っというのがあらすじなのですが、本当に素晴らしい。何が素晴らしいかお分かりでしょうか。順に説明しましょう。

安易に(力技で)解決しない

サル相手に100ドルで売買する契約書を淡々とつくり上げるチャリティオークションの主催者もどうかと思いますが、とにかくジョージは売買契約書にサインをしてしまいました。ここで日本の教育アニメであれば、「すみません、あれは間違いだったんです。さぁみんなで心を込めて謝ろう!それで許してくれるさ!」という安易な解決方法に誘導するでしょう。

しかしこれは欧米を原作とするアニメ。契約書は絶対です。それは子供向けでも、いや、子供向けアニメだからこそ変わりません。小さい頃から「契約」の絶対性、安易にサインする危険性を教えてくれているのです。

身内に頼らないし、精神論でもない

さらに、おじさんにいったんお金を借りて、お手伝いしてなかったことにしてもらおう!みたいな身内に頼る解決方法でもありません。自分たちで最もスマートな解決方法を考え、そして実行する…実に論理的で、生きるのに必要な能力です。

プリキュア(なにげに毎週観てる)のように、「ピンチだわ…でも私達は諦めない!諦めない心がある限り、ぜったいに負けないわ(そして湧き出る謎のパワー、可哀想なほどに不条理に逆転される敵たち)」のような安直で精神論オンリーのクソ脚本ではありません(毎週観てるけど)。

おさるのジョージのすごいところ2:デジカメの使い方を教える

さらに感心したのが、別の話では女の子がデジカメで写真を撮り、パソコンにバックアップし、デジカメ内のデータを削除するという行為を説明してくれるのです。女の子がプリントアウトした写真を台無しにしてしまったジョージがなんとかするために写真を撮りに行く、というのがメインのストーリーなのですが、話の最後には「ちゃんとパソコンにバックアップしてるから必要ないわよ」というバックアップの大切さをわかりやすく訴えるストーリーになっています。

世の中にはデジカメのバックアップの重要さがわかっていない、バックアップできない大人がどれほどいるでしょうか。関係ないよ、というアナタ。それではスマートフォンではどうでしょうか。最後にパソコンにつないでバックアップを取ったのはいつですか?普段から意識してバックアップしている人でなければ、あまりバックアップについて考えることはないでしょうか。

まさにこのデジカメの話は、21世紀を生きる子どもに必要な基礎知識であるといえます。しかしこれについてわかりやすく教えてくれる番組は他にありません。強いて言えばリタイアした世代向けに「活用、スマートフォン!」みたいな解説をしてるNHKの番組ぐらいでしょうか。別にリタイアした人がスマートフォンを活用する必要があるとは思えませんが、子どもたちはどんどん活用しなければならないと思います。不思議です。

義務教育ってこれでいいの?

というわけでおさるのジョージは2話しか観ていないんですが、たった2話でも現代を生きる子どもに必要な知識が凝縮されていると思いました。

ところで現代に生きる若者のほとんどはお金に困っています。お金の稼ぎ方、増やし方があまりわかっていないのです。収入は給料のみ、支出はクレジットカードに公共料金、税金、その他もろもろ・・・

世の中には「株ってなあに?」「投資と投機って何が違うの?」といった本が沢山ありますが、私はそういう「お金の基本」を義務教育で教えるべきではないかと常に思っています。

日本の教育は、本当に生きるのに必要なことはあんまり教えてくれないのではないか。もちろんお金の話ばっかりするのがアレというのはわかりますが、それにしたってお金の話を忌避しすぎです。私が覚えている限り、義務教育でお金について教えてくれたのは1時間ぐらい「クレジットカード破産に気をつけろ」みたいなビデオを観せられたことぐらいです。

おさるのジョージのように現代に生きるために必要な知識を教えてくれる教育番組が、NHKでは無理でもせめて民放で、朝7時とかでいいから放送してくれないでしょうか。無理か。とりあえず豚を丸洗いするアルバイトで小銭でも稼ごうっと。

じぃーまでした。

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コメント

  1. コージー より:

    おさるのジョージとひつじのショーンは外せないですな。

    • 飯島勇介 より:

      > コージー

      さすがあんたはん、わかってる男やでぇ…。
      羊と牧場主の間に挟まれていつも苦労してる牧羊犬のビッツァーに、中間管理職の辛さを見出すよね。
      ショーンはかわいい。別に可愛くないのにどういうわけか可愛く見える。