数字で説得する

説得する

どうも、じぃーまです。

妻(または夫)が家事を手伝ってくれない、子どもの面倒を見てくれない。
恋人が付き合い始めの頃に比べて、一緒に過ごしてくれない。

パートナーへの不満は尽きないものですね。

私も平日のほとんど子どもの面倒を見ているので毎週末は育児疲れが出ておりまして、そんな時は奥さんに全面的に育児をしてもらうことで回復しているのですが、なかなかうまくいかないときもあります。というのも奥さんは仕事人間なので、たとえ休日だろうが仕事があればとにかく仕事場に行きたがるのです。いくら子ども大好き(いい意味で)な私でも、週末ぐらいは少し子どもから離れたいと思います。だっておじさんだもん。育児疲れが出ちゃう。

「土曜日も仕事に行っていい?」
「いやだってさ…週末ぐらい家にいてよ(切実)」

こんな具合のやりとりが月に何度か行われるわけですが、あまり説得はうまくいきません。

仕事なら数字で説得するのが当たり前。でも私生活では?

ところで仕事で相手を説得する場合や説明する場合、必ず数字を持ち出しますよね。

「弊社のサービスなら30%ほどコストを下げられます」
「他社が3ヶ月かかるところを、1ヶ月で納品可能です」
「工数の見積が甘く、0.5人月の工数オーバーとなりました」

説得に数値を持ち出すと、曖昧な情報に具体的な輪郭が生まれます。説得力が出るのです。にも関わらず、私生活となるとどういうわけか数値を用いない感情論に頼った説得に走りがちです。感情に走った説得では、色々な弊害が出ます。

  • 自分の不満について、数値的に見て本当に根拠があるか確認できない
    ex.自分は旦那が家事をしないと思っているけど、実際には毎日30分は協力してくれている
  • 相手に言いたいことが伝わらない
    ex.旦那は家事に精一杯に協力しているつもりなので、家事の不満を言われてもピンとこない
  • 具体的な落とし所が見つからない
    ex.さらにどれくらい協力して欲しいのか、それとも奥さんの不満には別の原因があるのか…根拠が無いのでわからない

説得する前にきちんと現状のデータを取り、検証し、数値を持って相手を説得する。ビジネスの基本ですが、私生活ではなかなか実践できないものです。

さっそくやってみた

さっそく我が家の仕事大魔王である奥さんに数値を持って説得してみました。

「先週末から今週末にいたるまで、一度も休まず私が子どもの迎えに行き、食事を与え、風呂に入れている。これは最低でも7日連続で子どもの面倒を私が見ているということである。ここはひとつ、土曜日に出勤するのはやm」
「ごめんね!本当にごめんね!いつも苦労をかけるね…」
「ああうん…」

妻は元気に土曜日も出勤していきました。私は妻に弱いのです。だって妻かわいいもん。

じぃーまでした。