なぜ雑貨屋でプログラム初心者の私がiPhone用のアプリを開発しまくっているのか

MackbookAir

つい先日、「うさぎなわとび」というクッソイライラするiPhone用無料アプリをリリースしました。このクッソイライラするアプリを入れて、私が開発&公開したアプリは10本になります。ホントは11本なのですが1本はApple先生により却下されてそれっきりです。エヘヘ。

とまぁこんな具合にアプリを量産しているのですが、私の本業はあくまで雑貨屋です。エンジニアでもプログラマでもありません。それどころか、iPhone用アプリを開発するまで、プログラムとは無縁の人生を送ってまいりました。

そんな私がなぜこんなにアプリを作りまくっているのでしょうか。前に勤めていた会社の人には、「迷走してる」「お前はどこに行くんだ」など、ありがたく暖かい言葉を沢山いただきました。じつはこのアプリ開発という仕事、夢と希望と打算が詰まった立派な理由があるのです。

雑貨屋がアプリを開発する理由1:時間が自由になる仕事である

アプリの開発っていうのは、いつやってもいいんです。寝る前でも朝早くでも、風呂あがりでも風呂の前でも、トイレの中でも電車の中でもパソコン1台あればどこでも可能です。私は主に本業の雑貨屋が暇な時と自宅にいる時に開発しています。

雑貨屋(ネットショップ)も同じようにいつでも仕事ができそうな雰囲気を醸し出している割に、意外と時間を拘束される仕事です。少なくとも平日日中の時間帯は梱包やら問い合わせ対応やら発送やらがあるので事務所を離れることが(あんまり)できません。離れることができない割に、時期によっては注文が少なくてヒマな時間があったりします。

こういう空き時間をうまく利用するのにうってつけの仕事がアプリの開発なわけですね。他にも造花を作る内職とか昔の浪人みたいに和傘を作る仕事をしても良いと思いますが、私は浪人じゃないのでアプリを開発することにしました。

雑貨屋がアプリを開発する理由2:今が旬(?)の仕事である

今やスマホを利用しない人はいないですよね。今をときめく大企業も、こぞってアプリを開発しまくる時代です。しかも勉強さえすれば、誰でも(クオリティの差こそあれ)アプリを開発できるんですよ。じゃあもうやるしかないじゃない。乗るしかない、このビッグウェーブに。

とはいえこれから数年先を見据えると、スマホの市場は小さくなって、ガラケー(のような端末)がもう少し盛り返してくるんじゃないかとは想像しています。でもまだビッグウェーブが来てる最中ですからね。乗るしかない、この(略

雑貨屋がアプリを開発する理由3:本業も捗るようになる

プログラムを書けるようになると、普段の仕事もかなり捗るようになります。私は常に一人で仕事しているため、ルーチンワークは可能な限り自動化することを心がけています。同じ書類を1回5分かけて毎週書くぐらいなら、ボタンひとつで書類を完成させるプログラムを1日かけて作成します。

仕事にかかる時間を削減するのはもちろんですが、ルーチンワークが勝手に完了するのは精神的な疲労を軽減してくれるというこの上ない効果が期待できるのでオススメです。

特にExcelのマクロをうまく使えるようになると、かなりの数の事務仕事が人の手を介さずに終わるようになります。

雑貨屋がアプリを開発する理由4:夢である

子供のころ、ゲーム屋さんになりたかったんですよね。私が小さいころは本当に家庭用ゲーム機が全盛期で、ビッグタイトルの発売日には大人も子どももゲーム屋さん(そもそも最近はゲーム屋さんという存在がレア)の前に行列を作ったものです。

今でも三度の飯よりは若干ゲームの方が勝つ程度には好きなのですが、さすがにゲームメーカーに就職するほどではありませんし、ましてやゲーム屋さんは完全に衰退の一途をたどる商売。何より、あんまり趣味を本業にしたくありません。アプリ開発は、ゲーム屋さんになりたかった私の夢を(ちょっと形は違うけど)叶えてくれる仕事なのです。

雑貨屋がアプリを開発する理由5:10本に1本でも成功すれば御の字である

サラリーマンから独立・起業する人の多くは、「自分のこのアイディアを必ず成功させてやるッッ!!喝ッ!!」という勢いで始められると思います。もちろんそれは非常にいいことなのですが、実は起業・開業の成功率ってのは10%もないそうです。低ッ!!喝ッ!!

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こないだ読んだこの本にも書いてあったと思いますが(うろ覚え)、お金持ちでたくさん事業を起こしている人でさえ、いくつも新しい事業を始めてほとんど失敗、そのうちひとつふたつだけでも成功すればオッケーなんだとか。

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実際に事業をたくさん起こすのは金銭的・肉体的に難しいところですが、スマートフォンのアプリであれば(アイディアさえあれば)いくつでも作って展開することができます。一個でも当たればオッケー。これが、私がアプリを量産している理由です。当たれ当たれ~。

独立したらアプリを作ろう

以上、私がアプリを量産している理由、それから同じように独立した人はアプリを作ろうぜ!という話でした。とはいえ実際に未経験からアプリが作れるようになるまでには相応の努力が必要なのも事実です。これについてはどっかに私が頑張ったドキュメンタリーを書きたいと思います。前に書いたっけ…書いてないんだっけ…(うろ覚え)。

じぃーまでした。