実録!iPhoneゲームアプリ開発日記 -「うさぎ牧場」の作り方8 ~デバッグ、そして申請~

2015年7月14日

うさぎ牧場iTunesConnect

うさぎが触れまくる愉快なゲームアプリを作ろうと志した私。長く孤独な開発期間を経て、ついにアプリは完成に限りなく近づく。しかし油断してはいけない。ここから公開までのほんの僅かに見える道程こそ、もっとも過酷でめんどうくさい道のりになるのだ…!頑張れじぃーま、飽きるなじぃーま!

【前回まで】

期間:2015年6月8日 – 2015年6月12日

うさぎ牧場 ヘルプ機能
ヘルプ画面より抜粋。

ようやく構想していた機能の全てが完成したので、5日ほどかけてバグを取り除きます。正直言って一番めんどうくさい作業です。どうせひとりでやっても全てのバグが発見できるなんてことはあり得ないので、5日ぐらいやって、大体オッケーならオッケーということにします。適当バンザイ。

あと、デバッグばかりだと飽きるので、上記画面のようなヘルプ機能をつけたりもしました。おじさんがゲームの解説をしてくれます。基本的に作ってあった機能を流用しているだけなので、お絵かきの手間ぐらいで作成できました。

で、発見されたバグはこんな感じ(一例)。実際には細かーいバグが山ほど見つかっています。

  • うさぎ同士が接触した際、たまに画面外のどこかにぶっ飛んで帰ってこなくて笑える
  • おじさんが広告だけ表示して消える。ただえさえウザイのに広告だけとか…!
  • なにかの拍子にうさぎが1匹もいなくなる。ただ空虚な空間でおじさんと2人きり。
  • テスト用の設定を消し忘れて、お金(うんうん)が常に9999999999999円。私の銀行口座もバグればいいのに。
  • 課金アイテムを購入時におじさんが「エラーだぞ」というメッセージを8回ぐらいしゃべる。本当にウザイ。

どうにかこうにかバグも一段落したので、後回しにしていたアイコンと起動画面も作成します。

うさぎ牧場
アイコンはおじさんをベースにデザイン。もう少し輪郭の線を太くしてもよかったような…まぁいいか。

Default-landscape-@2x
なにげに横画面のアプリを初めて作ったので、共通で使いまわしてる起動画面も横向きに作り直し。一瞬しか表示されないから、そんなに気にする必要ないんですけどね。

かくして完成したアプリを、6/12にようやく申請しました。2015/06/16現在、まだ申請待ちです。無事に公開されるといいなぁ。

iPhoneアプリ「うさぎ牧場」ができるまで ~まとめ~

  • 製作期間
    約2ヶ月(4/2~6/12 ゴールデンウィークや作業してない週もあるし、自宅でも暇な時に作っていたので正確な作業時間は不明)
  • 描いたうさぎの数
    約70羽ぐらい。ボツ多数
  • おじさんの世間話のバリエーション
    100ぐらい。今後のアップデートで増やす予定。
  • 今回新しく学んだこと
    物理エンジン(Chipmunk)の使い方、App内課金のやり方、かわいいうさぎの描き方(ドヤドヤァ)、その他細かいテクニックいろいろ

今回は思っていたよりずっと期間が長くかかってしまいました。本業をわりとおろそかにしつつ作業に臨んだのですが、やっぱりもっと完成形をしっかり描かないと途中でブレまくるので余計に時間がかかりますね。次回はこの反省を活かし、脳内で完璧にゲームの内容がシミュレーションできるレベルまで構想し、ちゃんと紙とかに起こしてから制作に臨みたいと思います。妄想は得意です。

あと、いい加減に過去作品も含めてAndroidへの移植を真剣に考えたいと思います。勉強だりぃ(本音)。

それでは2015/06/17現在申請中となりますが、公開された暁にはダウンロードしていただけますと嬉しくてうんうんが出ます。

うさぎ牧場

2015/06/17現在、AppStore申請中です。もうちょっとまってね!
2015年7月11日、やっとこ承認されました!ダウンロードしてもらえると嬉しくてうんうんが出まくります。
iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 うさぎ牧場 ~うさぼく~

おわり
じぃーまでした。