看病日記:すごい眠い

2016年5月13日

そうだ、寝よう。

子どもが白血病と診断されてから、3週間ぐらい経ちました。おかげさまで我が子の治療は順調に進んでおりまして、日によってぐったりしたり、かと思えば妙にハイになったりしながらどうにかこうにか入院生活を過ごしております。

そうそう、今回の件についてはブログの読者様やお客様から多くの応援メッセージをいただき、大変励みになりました。この場を借りてお礼申し上げまぁぁぁぁぁぁっす。特にメールは返信しきれていないですが、そのうち必ず返信しますので長い目でお待ち頂けますと幸いです。

24時間の看病体制も少しずつ慣れというか、リズムが生まれてきました。なんとここ数日は妻と祖母の多大な努力により、日中に事務所で仕事をする時間を持つことができました。やったぜ!

ところがドッコイ、ヒマさ極まる看病生活の最中には「次に時間がとれたらアレをやったりコレをやったり、はたまたあの仕事も手を出してみよう・・・グフフ」と策を練っていたのですが、いざ事務所で落ち着くと全くもってやる気が起きません。せっかく妻たちが私のために時間を作ってくれたにも関わらず、これがもうビックリするほど無気力なのです。

基本的に私はやりたいことしかしないので、仕事の時間はいつも楽しいです。このブログを読んでくださってる方は概ねご存知かと思いますが、楽しげな仕事しかしてないですからね。むしろ熱中しすぎて体調を崩すのがいつものパターンっていうぐらいなのですが、どういうわけかさっぱりやる気になりません。

この限られた時間を有効に使えないなんて、私はクソだ。クソ虫…いや、うんこそのものだ。名刺の肩書にうんこを追記すべきだ。「合同会社ズィーマ 代表社員 兼 うんこ」だ。語尾もそれっぽくしてうんこであることをアピールするンコ。ぼく、じぃーまだンコ!よろしウンコ!

と自己嫌悪スパイラルに陥り始めたところでググってみたのですが、これってアレなんですよね。

睡眠不足。

私は主に夜間の看病を担当していて、夕方に病院に行って、そのまま朝(昼)まで娘の世話をしています。

夜はもちろん泊まりこみなのですが、小児病棟の泊まりこみって「快眠」の対極に位置するといっても過言ではないほど眠りの質が悪いんです。

まず、常に頭の上で動作している巨大な空気清浄機みたいな機械。コイツが常にズゴォォォォォォォォォォォっていうデカイ音で空気を清浄にしまくっています。やる気出しすぎです。

それから点滴の量を管理している機械。常にチカチカとムダに眩しい光を放ちつつ、定期的に薬液切れその他の警告音を大音量で轟かせるナイスガイ。しかも看護師さんが来るまで警告音出しっぱなし。携帯のアラームのほうが静かなんですけど!深夜3時に鳴るのやめてほしいんですけどぉ!

次に子どものキック&パンチ。そりゃそうでしょう、小児用の小さいベッドでムダにデカイ身体のパパが一緒に寝てるんですもの。寝相良くてもぶつかるよね。まぁうちの子の寝相、良くないけどね!薬でうなされている時はパンチとキックの威力、回数ともに倍増するボーナスタイムも。やったね!防御力が鍛えられるよ!

極めつけは子どものおしっこタイム。24時間点滴している我が子は、当然頻繁におしっこがでます。それは寝ている時でも同じ。父的にはおむつにそっと出しておいて欲しいところですが、我が子は3歳にして絶対におむつにしないという硬い意思を持っている偉い子(しかもカワイイ)ため、寝ている時でも2〜3時間ごとに「ぱぱ、おしっこ」といって起こしてくれます。えらい!かわいい!ねむい!

こんな環境でもう30日近く連泊しております。サラリーマンだったころは徹夜ばかりしていましたし、特に日中にすごく眠気を感じるということもないのですが、どうもボディーブローのように睡眠不足が蓄積しているようです。

眠りが浅いせいか、毎日変な夢を見ますからね。昨日は実家の裏の川を延々とドブさらいしている夢、一昨日はなぜか年配の看護師さんに寝かしつけられる夢を見ました。その話を妻にしたところ、

「えっ…そういう…願望が…ある…?」

みたいなリアクションでした。どういう願望だ。君も疲れてるのか。疲れてるよな。違うぞ。

  • イライラ
  • 集中力が続かない
  • 無気力

このあたりが睡眠不足の諸症状ですって。全部当てはまるゥ!!!!!!

というわけで、今後は少し日中に昼寝でもしていこうと思います。同じ症状に心当たりのある方は、ご自分をうんこ扱いする前に質の良い睡眠をとれるよう環境を見直し、また生活のリズムをしっかりと整えるように心がけましょうンコ。

じぃーまでした。