【白血病の看病日誌 おまけ】10年ぶりに献血に行きました

白血病を治療する過程では、結構な量の輸血が必要になります。

特にうちの子は最初に病気が発見された時(この時は血球貪食症候群と言われた)、赤血球の値が低すぎて死ぬとか言われるレベルだったので、輸血にはたいそうお世話になりました。

入院中は看護する側である親がダウンするわけにいきませんし、そもそもそんな余裕もなかったのですが、今は違います。

娘が死なずに済んだのは、日本のどこかで献血してくださった人のおかげです。今度は私が病気やケガで苦しむ誰かのためにこの熱い血潮を捧げる番です。

っというわけで行ってきました、有楽町献血ルーム

献血自体は20代の頃に何度もやっていましたが、最後にやったのは平成19年だそうです。ちゃんと記録に残っていて、今回で人生8回目の献血として新しくカードを作ってもらいました。自分の電子記録というのはどこに残っているのかわかりらないものですね。そりゃジョン・コナーがスカイネットに殺されないように気をつけていたわけです。

献血ルームは広くて眺めが良くて清潔で、とても生きたまま血液を抜き取る恐ろしい施設とは思えません。噂には聞いていましたが、ジュースは飲み放題、お菓子もあるし、アイスも食べられます。針は大して痛くないですが、10年前と変わらず妙に太くて無駄に迫力がありました。

それにしても3連休の最終日にもかかわらず、多くの人が献血に訪れていて感動しました。「ここにいる人はみんな、連休の最後の一日の貴重な時間を献血に使っちゃうようなナイスガイばっかりなんだ」と思ったらとても嬉しい気持ちになりました。

帰る時に「けんけつくんストラップ」をもらい、係の爽やかなお兄さんに「次は10年といわず、3ヶ月で来てくださいね」と言われました。なによ爽やかな笑顔を見せて・・・私の身体だけが目当てなくせに・・・!

次に献血するまでには3ヶ月開けないといけないらしいので、次は6月頃に隙を見て行きたいと思います。タダで血液検査ができるのはもちろん、ホントかどうかは知りませんがたまに血を抜くのは健康にも良いらしいです。

それにしても唐突に思い出しましたが、学生の頃「俺の献血がどこかの美少女に輸血される可能性が0.1%でもあるなら献血せずにはいられない」と綺麗な瞳で言い切ったHくんは元気でしょうか。彼と一緒に献血したのはもう10年以上前。彼の血液で助かったどこかの美少女も、今では立派なレディーでしょうね。

あとは他にも骨髄バンクの登録なんかもしたいですが、こっちはハードルが高そうなので奥さんと相談しながらやったりやらなかったりしていきたいと思います。

じぃーまでした。