【白血病の看病日誌】1年経って折り返し地点

娘は無事に1年間の入院を終えましたが、白血病の治療は終わったわけではありません。まだ折り返し地点です。

これから約1年はほとんど毎週病院に通い、月に1度は入院して強烈な薬をブチ込まないといけません。言うまでもなく最悪に面倒くさいし針をブスブス刺すので娘も辛いわけですが、ここはひとつ病気が発覚した1年前に身につけた「死なないんだからなんでもいーじゃん」の精神で乗り越えて行きたいと思います。

通院は大変なのですが、とはいえ病院に行きさえすればいいので別にどうということはありません。むしろ大変なのは日常生活。

まず、そもそもほとんど1年間、娘は家にいなかったんです。しかもほとんどベッドの上で過ごすという、その辺の囚人の方がよっぽど自由に動き回っていたと思えるような生活でした。そんな子どもがいきなり日常生活に戻るのですから、それはもう簡単にはいきません。

端的に言うと、こいつ、なんにもできねぇ 笑!

娘は入院前の方が自立してたんじゃないか、というぐらいに何もできなくなりました。とても4歳とは思えません。むしろ1年放置されていた弟(1歳)の方がよっぽど自立しているという 笑。

さらに、定期的にブチ込まれる薬のせいでかなり情緒不安定です。仕事から帰ってくると家中に響き渡る「ママァァァァー!」の声、そしてそれに慣れきって適当に受け流すママ。私だったらうるさすぎてブチ切れそうなものですが、私の妻はまるで気にしていないそうです。すごい。鈍感力。神か。

っていうか病院では否定されたけど、ぜったい投与されてる薬のどれかに「知能が低下する」ような副作用があると思います。細胞分裂を止めてるんだから、脳細胞も止まってるんじゃないの(適当)?入院前はやらなかった「地面に身体を投げ出してジタバタ」をよくやるようになりましたし、人の話が聞けなくなりました。こんなんで娘は集団生活に戻れるのでしょうか。そもそも感染症に弱くなっているのもあり、不安は尽きません。

尽きませんが、それでも娘が死なないし死にそうもないというのはとても幸せなことです。弟とおもちゃを奪い合って大泣きし、その直後にどういうわけか爆笑しているのを見るとしみじみとそう思います。マジ情緒マジ不安定。

なんていうかほら、

死なないんだからなんでもいーじゃん?

あと娘のために大量の輸血をしていただいたので、機会を見つけてガンガン献血に行きたいと思います。

じぃーまでした。