【読書感想文】『社長と社員全員が一緒に考える 経営戦略立案シナリオ』を読みました
経営戦略立案シナリオ (かんきビジネス道場)
商売をする人全員に読んで欲しい本。
人によっては、この本を読んだかどうかで人生が変わってしまいかねないと思いました。
さてさて戦略だ!経営戦略だよ!
とよく意味もわからず勉強し始めた今日この頃、さっそく衝撃を受ける本と出会いました。
黒タイツに感謝です。
ようするに新人OLの詳細版
少し前に読書感想文を書いた、
新人OL、社長になって会社を立て直す (青春新書プレイブックス)
の本の著者が書かれている本です。
新人OL~と違って黒タイツの女子は一切出て来ませんし、読んで楽しいストーリーもありませんが、とにかく内容が素晴らしい。
黒タイツの方は非常に読みやすく、短く、しかもエッセンスが詰まっていて黒タイツ女子が出てくるので入門書として読むのに最適です。
あっちを読んでから、興味があればぜひこっちを読んでいただきたい。
私のように経営学とか経営戦略とかさっぱりわからんという人は、いきなりこっちから読み始めると辛いかもしれません。
あくまでわかりやすく、かつ実践的
辛いといっても、複雑な公式とか論理モデルがどうのこうのという内容は一切ありませんので、誰が読んでもすぐに理解できる内容にまとめられています。
ただ、黒タイツの女子が出てこないというだけです。
内容としては、著者が考えた戦略BASiCSという経営戦略のフレームワークの解説本です。
戦略BASiCSというのは、経営戦略を以下の5つにまとめ、全てに一貫性を持たせた戦術をとるという考え方。
Battlefield(戦場型)
Asset(独自至言型)
Strength(差別化型)
i
Customer(顧客型)
Sellin Message(メッセージ型)
※ iはベーシックという単語にまとめるための穴埋め
と書くとなんだか小難しそうですが、実際に読んでみると全然そんなことはなく、非常に分かりやすくまとまっています。
大学時代、一応私も経営学とやらを勉強していたはずなのですが、大学教授というのは簡単なことを複雑に表現するのが大好きだということだけを学びました。
経済学なんて結局「リンゴ買おうかしら?まぁミカンの方が安いからいっか」というだけの話なのですが、なぜか複雑な数式が出てくるのが面白かったです。
必修で無理矢理やらされた某おじいさん教授が10年かかって編み出したという理論では、「企業が環境(エコ)投資をしまくるとイメージがよくなってお客さんがガンガン利用して超儲かるので、さらにエコが加速して経済は成長、地球環境は美しくなります」ということでしたが、そんな企業見たことねぇ。
という具合に経営学という学問は良い感じに現実と乖離しちゃいがちなのですが、この著者は実際に経営コンサルタントをやってらっしゃるので、実に実戦的な内容に仕上がっており、それを極限まで単純に、わかりやすくまとめてくれています。
この本を読んで、私のふわふわしたお店も少しずつ方向性が見えてきた気がします。気がするだけですけど。
タイトルこそ「社長と社員全員が一緒に考える~」となっていますが、それはさておき
・自分でお店をやっている方
・起業しようと思ってる方
・何か自分の会社、おかしくない?と薄々感じているサラリーマンの方
など、誰もが一度は眼を通すべき内容だと思います。
※しかしこの本、Amazonの中古でも高い。びっくり。
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