【読書感想文】『「買いたい!」のスイッチを押す方法 消費者の心と行動を読み解く』を読みました


「買いたい!」のスイッチを押す方法消費者の心と行動を読み解く (角川oneテーマ21)
人間がなぜ「買いたい!」と思うのかを、脳の仕組みから解説。的確な戦略を産み出せる人間になるための事例とトレーニング法もちょっぴり。

この売上ペースだとうちの店、潰れるなぁ(迫真)。
というわけで、手にしてみたのがこちらの本。なるほどこれは「モノを作る人」「売る人」そしてたぶん「買う人」も、一回読んでみて欲しい一冊でした。

モノ買うまでには2つのハードルがあるんだってさ!


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本書で一番おもしろかったのは、この指摘。

モノを買うまでには2つハードルがあります。

  1. 買いたいか買いたくないか
  2. 買えるか買えないか

1つ目のハードル、そもそも「買いたいか買いたくないか」というハードルを超えない限り、2つ目のハードルは別にどうでもいいというわけです。つまり、全然売れないからといって、無闇やたらと値下げしても、最初から欲しくないから関係ねぇ!っていうわけですね。

あー、なんだかすごくナルホド感が。とりあえず売れないからってセールするのやめよう。そうしよう。
※食料品とかは、「安いから欲しくなった」っていうこともある気がするんですがどうなんだろう。まぁモデルの話だからとりあえずいいのかな。

ではどうしたら最初のハードルを超えてもらえるの?


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っていわれても、じゃあどうしたら欲しいって思って貰えるのよ?っていう話になるわけですが、もちろんこれにためしてガッテンの解決策的にスマートで簡単なやり方があるわけではありません。ありませんが、本書では顧客の感性に訴える「感性情報」や「欲望のエデュケーション」「行動モデル作り」など、いくつかの手法を紹介しています。
※バリバリにマーケティングをやっている方からすると、切り口が【脳の仕組み】になっているだけで、それほど真新しい話は多くないかもしれませんが…

モノを売る人、作る人、買う人みんなに読んで欲しい


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本書は非常に読みやすく、そして分量的にも多くありません。ありませんが、「どうして買いたい!と思うのか」という身近なのにあんまり考えたことのない気持ちについて、ものすごく分かりやすく説明しています。

なので、マーケティングに興味のある方はもちろん、思わず衝動買いしてしまいがちな方や、なんでもかんでも欲しくなる方、逆に全然物欲がない方など、一読すると「なんで自分は買いたいとか買いたくないと思っちゃうんだろう?」という疑問にちょっぴり光明が射すかもしれません。

とりあえず文章が非常に分かりやすくて読みやすいので、大変気に入りました。

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