時間にルーズな人への対処法

時間にルーズな人っているじゃないですか。

私は割と時間にうるさい方なのですが、不思議なことに周りにいる人々は時間にルーズな人が多いです。特に一番近しい人間である奥さんのルーズっぷりは半端じゃなく、慣れないうちはイライラさせらました。それも今では遠い昔の話です。

さて、時間に対する価値の捉え方は人それぞれです。もっと端的に言うと、時間にうるさい私が

「5分 = 10万円」

と考えているのに対して、奥さんは

「5分 = 10円」

ぐらいに考えていそうです(金額は適当)。

時間に対しての価値の捉え方が違うのですから、自分より時間にルーズな人に「時間を守れ」と言っても無駄なわけで、

私「10分も遅れるなんて!(20万円も無駄にするなんて!)」

妻「10分ぐらい、いいでしょ(20円ぐらい気にすんなよ)?」

っという悲しいすれ違いが言葉の裏で延々と続いているのに気が付かない限り、議論は永遠の平行線を辿ることは確実。

私「お願いだから時間を守ってよ!(毎回20万円も損するのやめてよ!)」

妻「わかった、次から気をつける!(20円だって大事なお金だもんね)?」

っという具合に、一見話が通じて反省してくれたようでもバリバリにすれ違っているわけで、相手の遅刻癖が治ることはありません。

このすれ違いで困るのは、人間は往々にして自分が感じているように他人も感じていると信じてしまうところで、

「5分ぐらい遅れても大丈夫でしょ(20円ぐらいでガタガタ言うやつがいるはずない)」

「5分も遅れてくるとはどういうことだ(20万円分損した!)」

っという悲しいすれ違い、ケンカの原因や仕事の信用を失うことに繋がります。時間を守るに越したことはないですね。

時間にルーズな人ををなんとかするには時間に対する価値観を変えてもらうしかないのですが、ここでひとつ大切なことを忘れてはいけません。それはひとえに「他人の価値観を意図して捻じ曲げるなんて不可能」ということです。

それは奥さんと出会って約13年、延々と時間の大切さを説き続けている私が言ってるのだから間違いないというもの。私が奥さんに対して持っている影響力が全然ないというだけかもしれませんが。いやいや、他人の価値観を変えられるなんておこがましい考え方です。

というわけで私と同じ「時間にうるさい族」の人にできることはただひとつ、「まぁいいか」とおおらかな気持ちで受け流すことだけなわけですね。心を豊かに、流れる時間の中をゆったりと生きていきたいものです(遠い目)。

じぃーまでした。