【雑感】もっと地味な夢を語ってもいいじゃないですか


私の夢は家にいることです。

って書くと引きこもりたいみたいなんですけど。

続けているうちに好きにならなかった

私は大学を卒業してから、なんとなく就職して会社員をやっていました。システムに特に物凄い興味があったわけじゃないんですけど、やっているうちに好きになるんじゃないかと思ってシステム屋さんを選びました。結果、すぐに飽きました。飽きましたが真面目なので5年続けました。真面目なんですワタシ。

ところでシステム関係の仕事って、不規則なんですよね。帰りが遅いとか徹夜作業は当然として、土日出勤もしょっちゅうあるし、仕事中じゃなくてもトラブルが起きると呼び出されます。いわゆるブラックです。会社自体はブラックじゃなかったのに、私のいた部門だけブラックでした。ブラック企業ならぬブラック部門。

もっと家でご飯とか作って過ごしたい

話が戻るんですけど、私の夢は家にいることです。別に引きこもっていたいという意味じゃなくて、家にいて、いつでも自分の好きな時に家族に会えて、自由に時間を使いたい。お金持ちになるとかビッグになるとか働かずに生きるとかそういうことより、とにかく家族との時間を自由に使いたい。それ以外はあまり夢らしいものはありません。※会社を辞めるとヒマに任せて自問自答する時間がたくさんできるので、本当にやりたいことを探すのにオススメ…いや、オススメできないような。

まさにシステム屋さんというのは私の夢の対極。家族との時間を侵害されまくるし、仕事第一が当たり前。こんな仕事、やってられるか!

家にいるために必死で頑張ってもいいじゃない

かくして会社を辞めてしまってから早10ヶ月、今では雑貨屋の店長として自由気ままに働いています。家族との時間を侵害するものは何もありません。自由です。しかし自由と引き換えに、収入が悲惨なほどになくなりました。サラリーマンの給料は我慢料、とはよく言ったもので、今の私は人間関係とかナントカいう余計な我慢は全然していないので、我慢料がもらえないようです。仕事量自体はサラリーマン時代より圧倒的に増えています。とんだブラック自営業です。しかし自分の人生最大の望み、「家にいること」が実現できている今はとても幸せです。この幸せが続けられるよう、血反吐を吐きながら毎日がんばっています。

地味な夢を追いかけたいです

みなさんは自分がどうしたら幸せになれるのか、真剣に考えてみたことはあるでしょうか。

人に夢を聞かれた時、普通は立派なことを言わないといけません。「年収1,000万」とか、「ツンデレ系美少女アンドロイドを作る」とか。もっとスゴイと「アイドルになる」とか「困ってる人を助ける」とか。立派なことを言わないといけない空気の中では、本当に自分が望むことを見つけるのは難しいかもしれません。「誰にも怒られずに生きる」とか、「週に1回はトンカツ食べる」みたいな真の目標を見つけてみてはいかがでしょうか。そんなのは目標と言わないでしょうか。そう言われるとぐぅの音もでませんが。

そんなささやかな目標を実現するために頑張ってる、私のような小市民がいたっていいと思うのです。いつでも家にいるために、ほどほどに稼げる手段を探る!いいじゃないですか。ダメ?