【雑感】躊躇なくオロナミンCを2本買う人間のことは一生理解できない

2014年4月7日

あれはまだ新潟の田舎道を(母親の軽自動車で)ブイブイいわしていた18かそこらの頃。友人数名と目的地のないドライブを嗜んでいたところ、道中のコンビニで飲み物やらトイレやらのために立ち寄りました。そこで友人のIくんがオロナミンCを買ってきたわけです。

しかも2本。

高級ドリンクオロナミンC

オロナミンCって高級ドリンクじゃないですか。1本あたり120cc。2本でもたったの240cc。240ccで200円オーバー。たかいたかすぎる。

2本買うぐらいなら、ライフガードとかデカビタCとか、似たような感じの下位互換品(失礼)1本買えばいいじゃん。そんなん2本買うとか、「リッチー・リッチ」っていう微妙な映画で全盛期のマコーレー・カルキン君がやってた金持ち役じゃん?こいつ頭おかしいの?たしざんできないのぉーーー?ホーム・アローンの栄光が忘れられないのぉーーー(壊)??

苦しむボンボン

さて時は変わって大学生の頃、同じサークルに明らかに中身は繊細なお坊ちゃんなんだけどチンピラを気取っているO君という男がいました。私より家賃がン万円高い立派なマンションで一人暮らし、毎日発泡酒じゃないビールを何本も空け、シーバスリーガルの12年ものをバカスカ飲んでいました。発泡酒じゃないビールなんて今でも躊躇するのに!今でも躊躇するのにぃ!毎日モヤシを貪って生活していた私から見て、何不自由ない生活をしていたO君。しかし彼はどういうわけか心を病み、連絡がつかなくなりました。あんなに何不自由ない生活してたのに。

恐怖!!夫婦の壁

さらに時は変わって現在、私は自宅で働く道を模索し始めました。時を同じくして、子供が産まれ、妻が育児休暇に入りました。図らずも親子三人水入らず、24時間365日一緒の生活です。さて、私の仕事は常に一人で行うため、時間をいかに効率よく使うか、どれだけ集中できるかがポイントです。私がやらないと、他に働く人間はいないのです。合同会社ズィーマとかいってるのに。会社ってマジなんだろう(遠い目)。

日々髪の毛をかきむしり、目を血走らせながら作業しているわけですが、そんな私に妻は平気で話しかけて作業を中断させたり、外出先で重いものをもらったから取りに来いと電話してきたりします。どんなに一緒にいても、私が必死の形相で仕事をしていても、私の苦労とか辛さとか邪魔しないで欲しい気持ちとか、そういうものはあんまり理解してもらえません。

櫻井翔の悪夢

毎日いっしょに生活して、お互い全てを理解しあっているような雰囲気の我々でもそんなものです。赤の他人である、お金持ちで自由な生活しているOくんの気持ちも、オロナミンCを迷わず2本買うIくんの気持ちもわかるはずがありません。わからないけどたぶんそれぞれにそれぞれなりの苦しみがあるんだと思います。

だから、私も相手がお金持ちで贅沢に生活してそうだからといって羨ましがったり妬んだりせず、「きっと彼は定期的にオロナミンCを2本摂取しないと、夢に櫻井翔が出てきて元気ハツラツ!元気ハツラツ!とかやられる悪夢にうなされる病気なんだ」と、持ち前の想像力を働かせてカバーしていこうと思いました。

なんかオロナミンC飲みたくなってきたなぁ。

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