退職までのカウントダウン

2012年7月12日

パティシエールNASA
「仕上げにバーナーで焦げ目を付けています」

明日で、私のサラリーマン生活はとりあえずの終了です。5年とちょっと、個人的には長かったような気がしますが、何十年もサラリーマンをやられてる方なんてたくさんいますから、きっと世間的には短い感じなんでしょうね。今日は3年ぐらい前まで通勤していた埼玉の拠点に挨拶に行きました。あの拠点は勤続年数長い人ばっかりなので、「俺なんてもう28年もこの会社だぜぇ~」とか言われたりもしましたが、果たしてこれはワイルドなんでしょうか。

社会人になって、当たり前のように就職して、思い返せば辛いことや苦しいこと、はたまた辛いことなど、いろんなことがありました。当時はあんまり自覚がなかったのですが、最初に配属された部署は肉体的にも精神的にもかなり辛い部類だったらしく、3年目ぐらいの時に、他部署の人から「君はあんな部署に配属されたから、すぐに辞めると思ったよアハハ」と5人ぐらい立て続けに言われたのは良い思い出です。というのも当時は部下を受話器で殴打したり、7.5時間連続で怒鳴り散らすのが趣味の方が上司だったので、「ああなんて社会は厳しいんだろう」と思ったのですが、社会じゃなくてその上司の頭の中が厳しいだけだったとわかったのはずっと後になってからです。夕方に家に帰った後、「上司の無断欠席の言い訳を部長にうまく言えてなかった」とかそんな感じのどうでもよい理由で再度会社に呼び出され、夜中まで説教(?)されたのも、今となっては懐かしい。しかし不思議なことに、受話器アタッカーの上司がいた部署では心を壊して退職したのは一人だけでしたが、その後、いてもいなくても役に立たないやる気ゼロ上司の部署では3人ぐらい心を病みかけて辞めました。不思議ですね。

完全に何の話を書いているのかわからなくなりましたがアレですね、5年勤めた会社を辞めるのって、大して感慨とかないですね。むしろこの後、どうやって生活していくかという点の方が気になってそれどころじゃないです。なんか明日、私の所属する部署のみなさん(50人ぐらい?)に退職のスピーチ(笑)をしなければいけないらしいんですが、ぜんぜん感慨も沸かなければ大して感謝の気持ちも出てこない(感謝したい人は、ほぼみんな先に辞めた)ので、何を話したらいいのかわかりません。上司も部署長も不在って宣言されてるし。「退職の挨拶」でググって、最初に出た例文でも読み上げようかな。こんなめんどくさいことやらされるぐらいなら、辞めてやる!っていうネタでいこうかな。

ちなみに昨日の送別会では、冒頭の挨拶を任せた後輩の女子に「退職…ありがとうございましたっ!」という謎のお礼スピーチをいただきました。凄くテンパッてただけで、別に私のことが死ぬほど嫌いで退職を喜んじゃったわけではないそうです。どういたしまして。

photo credit: Stuck in Customs via photo pincc