timemachineのバックアップが消えた話
バックアップは大事です。
USBハードディスクとTimeMachineのバックアップこそ至高
私は日頃、適当に余っているハードディスクをUSBでMacに接続し、TImeMachineでバックアップを取っています。
有線でめちゃ原始的な方法ですが、いつも作業するデスクにUSBのディスクを用意しておけばいつでもバックアップが取れるので、個人的にはナイスなソリューションだと思っています。Xcodeでコード書いてる時にTimeMachineがバックアップを始めちゃうとマシンの動作が激重になって憂鬱なわけですが、物理的に接続してなければ勝手に始まらないのでそういう問題は起きません。
我ながらナイスでお金もかからない方法だぜ…!と思っていたのですが、今日はまさかのバックアップデータ全滅という悲劇に見舞われました。
おきのどくですが、TImeMachineのデータはきえました
数日前からUSB接続のHDDケースの調子が悪くなりました。どうも電源スイッチに不具合が起きているらしく、スイッチを入れても電源が入らないか、数分も経つと勝手に電源が落ちてしまい、バックアップが取れません。
とはいえもう5年ぐらい使っているので、さすがに寿命でしょう。まったく同じケースがまだ販売されているので、さっそく購入しました。なんと2,000円で買えるというリーズナブルさ。
さっそくHDDを取り出し、新しいケースに装着します。
右が古いの、左が新しいの。
どこからどう見ても完璧に同じ製品です。あとは普通にMacに接続したら、いつものようにTimeMachineのバックアップが始まるだろう…と思っていたのですが…。
なんかずっとガリガリ言ってるだけで、認識しない!
うーん何かおかしいかな?
シンプルすぎて注意するところもないような取説を読みなおし、試行錯誤すること1時間…。確信しました。これ、初期不良だ!
とりあえずHDDの状態が心配だったので、電源が不安定な前のHDDでおそるおそる接続しなおしたところ…
はい、データ死んでるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!ぜんぶ死んでるようようようようようよう!!!!!
まさか接続してちゃんと認識しないだけでなく、ご丁寧にバックアップデータそのものを道連れにしていくとは…なかなかのテロ活動です。
昔からバックアップというものはいざというとき役に立たなくて人を困らせるものですが、今回も盛大に面倒をかけてくれました。なんでバックアップってこう、役に立たないんでしょうね。昔、間違って業務用システムのデータベースをまるっと削除してしまい、バックアップにとてつもない労力と時間をかけるハメになった先輩のことを思い出しました。他人事だけど想像するとうんこ漏れそうになります。
被害的には面倒なだけで特にこれといった実害はありませんでした。つい数日前にバックアップデータから間違って削除しちゃったアプリのソースコードの最新版を回収したばかりです。ものぐさの私がせっせとデータを回収するなんて、これが虫の知らせというやつだったのかもしれません。
次はまた今の状態からバックアップを取り直さないといけないので憂鬱ですが、やっぱりあると安心なのでがんばって(パソコンに頑張らせて)バックアップをとっておきたいと思います。
ちなみに初期不良のHDDケースは、すぐに新品と交換してもらえることになりました。ちゃんちゃん。
じぃーまでした。
ディスカッション
コメント一覧
HDD死亡ってなんて恐ろしいのだろう。
昨日NASでつないでいるうちのメインHDDも逝去されました。享年3歳。早いよ。
バックアップって大切と思い知らされました。ネットショップのデータと家族写真が闇のかなたに・・・写真は少しはバックアップもあったがネットショップデータはいまからサーバからサルベージです。
HDD復旧は見積もりの時点であきらめ。なんであんなに高いんだ!
ハードディスクって前触れもなくいきなり死にますよね・・・RAID組んでてもおかまいなしにデータを巻き込んで死ぬし・・・!!!人類には新しいバックアップが必要です。
誤って初期化されたタイムマシンバックアップ ですが、業者にお願いしたところ、ほぼ完全な形で復旧できる見込みとのお返事を本日いただきました。何とかなりそうです。
タイムマシンバックアップ ですが、HDDを付けると自動で、
『Time Machineでバックアップ を作成するためにXXXディスクを使用しますか?」
というメッセージが出ることがあります。特に大型のHDDを接続するとこのメッセージが毎回出ます。これではいを選択すると、ディスクがMac OSの形式で初期化されます。ググってみると、これで以前のHDD内のデータが消えたとか、Windowsのデータが消えた、以前のバックアップ が消えたと困っている人が山のようにいるようです。このようなトラップにはまらないよう、ご注意願います。
また、OSの再インストール、ディスク初期化のために作ったUSBのデータが壊れており、正常にディスクを初期化できないことがさらに事態を悪化させました。ことの発端は私のMacBook ProでDVD納品された実験データを読み込もうとドライブに入れたのですが、どうやっても吐き出されてしまう。ドライブを認識させようとPRAMクリアやNVRAMクリアのために再起動を繰り返していると、全てのアプリが壊れて立ち上がらなくなりました。さらにメインディスクを初期化しOSを再インストールしようとしたのですが、3ヶ月前に作ったUSBだったのですが、USBはとても早く劣化するようで、初期化失敗。結局、初期化できず、ディスクエラーが乱発しさらに悪化。さらにタイムマシンバックアップ から戻そうとしたのですが、失敗。2TBのスパースバンドルが消えた瞬間に、ああ、やってしまったと。本当は接続直後にバックアップディスクを書き込み禁止にするべきでした。
また、HDDのサルベージの業者は??が多いようで、私が最初に依頼しようとしたところ(結局、荷物の到着直前に私から宅急便へ依頼して配達廃止にしてもらったのですが)デジタルデータリカバリーというところは50万円の見積もりでした。データサルベージの業界は、高額な値段を要求し、回収できなかったとHDDを壊して返却する悪徳業者が横行しているようです。最終的に依頼したのは、HDDのメーカーであるIOデータから紹介されたAOSデータ復旧センターというところでした。AOSさんはおおよそ、6万円でした。最終的なコストは消費税込みで68000円。中程度のコンフリクトでしたが、HDDメーカーであるIOデータさんからの紹介ということで安くなりました。
結局、4TBもデータがあった上、HDDという極めて遅いメディアだったので復旧に4週かかりました。データの99.9%は戻りましたが、それまで23年間のデータが飛んだので、つらい苦しみを味わいました。AOSさんの素晴らしいお仕事に御礼です。
また、二度とデータリカバリーのお世話にわならないと決意。HDD二台にバックアップをかけています。Time Machineだけではかなり危ないことへの理解が必要です。