Unityでのゲーム開発に最適なマシンを模索した話
もう何年もMacbook Airだけでゲームを開発しています。
合同会社ズィーマは社員は1名、(開発用の)マシンは1台。我ながら本当にもう少しなんとかしたほうがいいと思う(真顔)。
ここまでマシンを一生懸命冷やしたりしながらなんとかやってきましたが、最近はさすがにマシンパワーの不足を感じるようになってきました。
特にメモリが4GBしかないのとストレージが128GBしかないのがやばく、常にマシンの動作がカクカクになるのとストレージがカツカツになる危険性を抱えて開発を続けています。
TimeMachineがヒットしていささか懐が温かくなったので(ありがとうございますグヘヘ)、そろそろマシンのアップグレードをしようかと思いました。
要件
持ち運べること
デスクトップPCというのはコストに対して性能が良いものです。ついでに故障しても部品を交換すれば直せるので仕事が止まる時間は短く、性能不足も後から部品を交換すれば適宜改善することができます。
いつもデスクトップPCで開発できれば言うことないのですが、現実にはなかなかそうもいきません。
今年は特に自宅で子どもの面倒を見ながら開発することか多くなりそうなので(この文章も子どもを見ながらチクチクと書きました)、持ち運べることが大前提です。
自宅と事務所にしかいないのに私ったらノマド!ノマドワーカー!スタバとか行っちゃうぞ!
キーボードが打ちやすいこと
ゲームを開発する上で、コードを書くことは避けられません。
従って、ショボいキーボードだとすぐにストレスで死ぬことになります。キーボードはとても重要です。
まぁ、事務所で開発するときは外付けのキーボードを接続しちゃうわけですが・・・それでも重要です。
今のマシン(Macbook Air mid 2012)より性能が良いこと
CPUよりもまずメモリの容量が必要です。最低でも8GB、可能なら16GB以上は欲しいところ。
またストレージは絶対にSSD。今さらHDDの世界には戻れません。これもまた最低でも512GB、可能なら1TB欲しいところです。
ちなみに今使っているMacbookAirのストレージは128GB、常に容量ゼロのスリルが楽しめる憎いヤツ。
Macか、Windowsか
主に使用する開発環境はUnityになるわけですが、その場合はMacとWindowsのどちらを選択するべきでしょうか?これは難問です。
Unityで主に使用される言語はC#なわけですが、このC#が書きやすい環境といえばWindows一択。VisualStudioが使えますからね!
ところがどっこい、私のようにiOSのアプリを開発する場合、リリース作業に必ずMacとiOS端末が1台ずつ必要になります。これは技術的に必要という話ではなく、Apple様がそうするようにルールで縛っているので必要です。面倒くせぇですが神の言うことなので従うほかありません。
じゃあ開発はWindowsでやって、iOSのリリースだけMacでやればいいじゃんという理屈が成り立ちそうですが、これまたそういうわけでもありません。
開発環境が複数の端末にまたがると、その間のファイル共有どうすんだとか、1人でやってるのにいちいちGitHubでバージョン管理してcloneするとか余計な手間が増えていきます。まともな開発者や組織ならいざしらず、社員数1名の合同会社ズィーマにそんなことにかかずらっている時間はありません。UnityのEditorだけじゃテストしきれないアプリもあるし、iOSの実機でバリバリとテストができないといけないわけです。
じゃあどうすんだ、となった時にひとつの解決策になるのがbootcamp。MacにWindowsをインストールしてやればいいじゃん、というわけですね。
Macbook Proを見てみよう
というわけでMacbook Proを見てみましょう。イケてる開発者はみんな持ってるMacbook Pro。シャレオツなカフェでコードを書くならとりあえずMacbook Proです。知らんけど。
Macbook Proには13インチと15インチの2つのサイズがありますが、使用中のMacbook Air13インチでさえ私の中ではクソ重いと思っているので13インチ一択です。これ以上重いと死ぬ。保育園とかお買い物とかいけなくて死ぬ。
CPUは・・・
ん、Core i5か・・・今のと大して変わらないな・・・ちょっと良いヤツに変えられるのか・・・ふむふむ・・・。
メモリも16GBを選択できる、と・・・なるほど・・・。
うんうん、ストレージは1TBで・・・
・・・ん?
・・・んん?
高い(素直)。
しかもインターフェースがThunderboltしかないから、hdmiとかUSBとかぜんぶアダプタが別途必要・・・?1万円くらい・・・?ちょっと前のモデルだとインターフェース充実してるのにおかしいだろ!っていうかApple信者の人が「Thunderboltは便利。今まで色んなケーブルを挿してたのにハブを一つ挿すだけで済むようになった」とか言ってたけどそれはハブがスゴイだけでThunderbolt関係ないよApple信者凄すぎ
これにプラスしてWindowsのライセンスを買うと・・・まぁ大雑把に見積もって2万円くらい?
おお・・・全部で30万円くらいか・・・。
自動車がジェット機になるぐらいのアップグレードじゃなく、自動車がちょっといい自動車になるぐらいのアップグレードに30万円・・・。
うーん・・・
ううーん・・・
よし、Macbook Airの続投だ(泣)!
Unityでゲーム開発するならMacbook ProのBootCampで決まり(お金があれば)
っというわけでなんか30万円という数字を目の前にして普通にテンションが下がったので、いったん冷静になって考え直したいと思います。
30万円あったらそこそこのMac miniと性能の良いWindowsマシン両方買ってもお釣りがくるし・・・でも1台で済むのは楽だなぁ・・・。
こうやって悩んでいるうちに、先にMacbook Airの寿命が来るような気がしないでもないですが。
じぃーまでした。
ディスカッション
コメント一覧
楽しく記事を読ませて頂きました 。
古いモデルの MacBook Pro なら メモリー16 GB SSD 512 GB を15万円くらいで 購入できるので検討されてみてはいかがでしょうか?
ヤフオク 簡単に見つけられますよ。
Retina モデルになった2011は熱の問題 が深刻なのでできるだけ 新しいモデル がオススメです。
MacBook Air よりは重いので希望に叶うかわかりませんが…
コメントありがとうございます。この記事を書いてからもう2年ぐらい経過し、その間にもいろいろ検討したのですが最終的に整備済み品のMacbookProで格安の出物があったので購入しました。メモリが8GBしかないのが不満ですが、Airに比べられば格段に性能がアップしたので満足しています。あんまり結果として持ち歩いてないので、Mac miniも追加で買っちゃおうかと思う次第です。