大学生に伝えたいこと

えんぴつ

日本の仕組みはサラリーマンを基本にできている。

と感じることが多々あります。

  • (某役所の手続きで)住民税特別徴収税額の通知書をご提出ください
    → 個人事業主は普通徴収なのにそれについては書いてない
  • (クレジットカードの審査で)年収の欄
    → 固定給もらってるわけじゃないから毎年違う
  • (近所のおばさんが平日に私服でウロウロしている私を見て)今日はお仕事お休みなの?
    → 普段からスーツなんか着てない

今では自分の会社を作ったのでそう感じることは多少減ったのですが、個人事業主なりたての頃はとにかく「え?サラリーマンじゃないの?死ぬの?」みたいな風潮に敏感になったものです。実際にそんな風潮はないのですが。

サラリーマンとして、というか組織として働くと、働く人にも国としても色々なメリットがあります。働く側としては個人ではできない大きな仕事ができるし、福利厚生も充実するし、人とのつながり(居場所)も手に入る。

国としては税金を徴収する手続きが簡単になる上に、多額の税金をこっそりと給料から天引きできる。大多数のサラリーマンの税意識なんて、せいぜい源泉徴収票や給与明細をもらった時に「税金めっちゃ引かれてるわ~」と文句をいうぐらいでしょう。税金を払っている意識が低いから、その使い道にも無関心。税金の使い方を決めてる方からしたら最高ですね。余談ですが、この「むちゃくちゃ税金払ってる感」を味わうためだけにも、人生一度は個人事業主になっていいと思う(笑)。

もっとゆるゆる就活しようぜ!

さて、なんでこんな話をしているかというと、今度、出身大学の講義でお話する機会をいただいたのです。超ビビる。

基本的に情報とかITとかそんな話をする予定なのですが(そんな難しい話できるかな…?)、せっかく大学生の皆さんに言いたい放題言える機会なので、私の気持ちも少し混ぜさせてもらいたいなと考え中なわけです。そこで出てくるのがサラリーマンの話。

とにかくサラリーマンというのはみんなに都合がいい制度なので特にそれについてディスるつもりはありません。ただ、最近は就活するのが当たり前になりすぎて、就活に失敗するだけで人生も失敗したような気分になる人が多いみたいです。

大学生「就活自殺」7年で200人超 思うように内定得られず追い詰められ… 専門家「解決には雇用環境の改善必要」(1/2ページ) – 産経WEST

自殺までいかずとも、「就活なんてしたくないぜぇ~憂鬱だぜぇ~」と考えている大学生は東京ドーム2,000,000個分ぐらいいるでしょう。私もたしかそうだったし(うろ覚え)。

ベタだけど、これからは個人の時代。ヤバイ。

月並みな発言で恐縮ですが、これからの時代は個人の力がより強くなっていくと思います。組織に埋もれずに、ひとりの人間がひとりの人間のままでパワーある発言ができるようになってきています。実際に、私が適当なことばっかり書いているこのブログも、毎日数千もアクセスをいただき、共感、反発のコメントをいただいたり、お仕事の連絡をいただいたり。ありがてぇありがてぇよぉ。

そんな実感沸かねぇーという方は、まだパソコンがない時代のオフィスを垣間見るとその違いが一目瞭然です。

もしもインターネットがなかったら・・・ – Yahoo! BB

書類を清書する専門の人、会社内で文書を回すだけの人、探すだけの人、テレックス(古い通信機)で通信する専門の人…パソコンがなかったので分業しないと仕事が進まなかったそうです。今ではどの仕事もパソコンひとつあれば事足りてしまいます。ひとりで仕事ができちゃうのです。パソコンやべぇ。Macに標準搭載されてるソフト「Automator」とか超やばいですからね。なんでも自動でやってくれる。そのうちブログも自動で書いてくれるんじゃないかな(適当)。

MacのAutomatorの便利さは異常

今後、パソコンがもっと進歩していくにつれて、さらに仕事はひとり、または少人数で自在に進められるようになっていくでしょう。これが進みすぎると人間そのものがいらなくなる可能性がありますが…。人間は創作活動を主体にしていかないとダメですね。ボキャブラリーとかアレを磨いていかないとヤバイです。あっという間に機械が人間の知能をアレしてヤバイので本当にボキャブラリーがヤバイのがヤバイ。

だから何が言いたいかっていうと…

組織で働く経験はとても大事で、今後も数十年に渡ってそういう働き方がスタンダードなんだと思います。

だからといって、必ずしも組織で働くことに執着する必要はないし、組織から外れたからっていちいち気に病む必要はありません。もうそういう時代じゃないです。

組織に入れるとか入れないを気にしているヒマがあったら、今のヤバイボキャブラリーを勉強のアレをヤバイぐらいにやって、自分のアレをヤバイぐらいにアレして磨いておかないとヤバイんだと思います。ヤバイ。

という感じの話を大学生に偉そうに話したいなぁーと思ったわけなんです。

ヤバイ。
じぃーまでした。ヤバイ。