【雑記】仕事中に思い切って1時間ぐらい遊ぶこと。あるいは仕事してるフリへの懸念。

電車で昼寝
山手線の妖精。

私はほとんど1日中ダンボール組み立てるかパソコンいじってるか昼寝してるかして過ごしているわけなんですけども、いかに工夫してみても、こもって作業してると飽きてくるんですよね。

集中してるつもりなんだけど、どうも頭の働きが絶好調時の30%ぐらいしかない気がする。

コーヒー飲んだりストレッチしたりと悪あがきはしますが、そんなに急に頭が冴えたりはしないわけです。

身分の自由を利用した、ボケーっとする対策

サラリーマン時代はどうだっかと振り返ってみると、やっぱり結構な時間は働かない頭を無理矢理起こして仕事するか、諦めて仕事するフリを続けるかしてたわけです。

で、最近この頭ボケーっとする問題を解決(というか改善)するために、思い切って1時間ぐらい外を散歩することにしてみました。

1時間って言うと結構長いのですが、少し早歩きでウロウロすると、どんどん頭が冴えてくる感じがします。

机にへばりついていた時はどうにも解決できなかった問題も、なんとなく整理されて良いアイディアが浮かんだりする。

もちろんまるごと1時間仕事は進まないわけですが、頭もすっきり、「1時間無駄にしたから仕事しなきゃ感」も手伝って、なかなか捗っている気がします。ちゃんと時間と成果を測ってるわけじゃないからわかりませんけど。

これ、サラリーマンだったらどうでしょう。

内勤のサラリーマンは散歩できない


↑会議中にYahoo!のトップページのニュースを見まくる様子(イメージ)

もしサラリーマン時代に「ちょっと頭がボーっとするんで、1時間ぐらい散歩してきます」なんて言ったら普通に評価を下げられるか、やり過ぎたらクビになっちゃいますよね。

いかに成果主義、実力主義を謳っている現代のカンパニーであっても、普通は「成果を上げるためにちょっとダラダラします」なんて意見が通用することはありません。

サラリーマンは成果を出すことも大変重要ですが、それと同じくらい「仕事してる感」を演出するのが大事というわけです。

で、私は仕事してる雰囲気の演出に長けていたため、大して仕事をしていない日でも周囲からは忙しく見られていました。

実際はニュースサイトをダラダラ眺めたり、ITmediaの記事を片っ端から流し読みしていただけなんですが。あと、他部署の部屋で打ち合わせっぽく雑談するとか。
※仕事しているフリのコツは、仕事に関係ありそうで全然関係ないことで時間を潰すこと。

我ながらなんてイヤらしいヤツなんだ。

自由な風土っていうより、ちょっと遊ぶことの重要性

寝転がるネコ
↑散歩しながら昼寝もする高度なテクニック

会社という組織である以上、仕事してる人間のすぐ隣であからさまにダラダラしたり遊んだりしていたらマズイのはわかります。

でももう少し、仕事中に堂々と気分転換できる風土を持ったほうが、生産性が上がるのでは。

もちろん、社員のモチベーションが総じて低いような職場でやったら、みんながみんなダラダラ、給料だけ貰われて終了することは明白なのですが。

そのために成果を出さない社員に厳しいペナルティを課したりすれば、外資系ヨロシク明日から君の席はないよ、なんてことがバシバシ起きてなおさら働きづらくなるかもしれませんし。

色々と解決すべき問題があるのは承知の上で、現代に横行する「仕事してる雰囲気を上手に出す技を競う」という現象に終止符を打たなければならないと思ったのです。

まぁ私のような個人商店は、仕事をしない=収入ゼロなので、ある意味最大限のモチベーションを維持せざるを得ないのですが。

Googleのように、会社内に卓球台を用意しろとは言いませんが、アレは(少なくとも特定の職種にとっては)必要なものであって、「スゲーや自由な会社だなぁ!」なんて注目されない、「いやウチの会社はビリヤード台とエアホッケーもあるよ」みたいな世の中になってほしいものです。

仕事中にロックマン2やっても良い会社があったら、再就職を検討します。

グーグルの卓球台
グーグルオフィスのシャレオツ卓球台。

photo credit: amirjina via photopincc