パラパラめくりまくり情報収集法

本

どうも、じぃーまです。

よく「ネットショップについて基本から全部教えて下さい」という方がいらっしゃるのですが、そういう方には「図書館で10冊ぐらいネットショップに関する本を読んでくださいね」と答えています。

なんかこうやって書くと超イジワルみたいですけど、基本のキを勉強しようと思ったら私がメールやら電話やらで一生懸命教えるより、本を読んだ方が209380293802倍ぐらい効率がいいんですよね。だって基本って一言で言っても範囲が広いですからね。私が教えたら何時間もかかる上に抜け漏れがたくさん出てきそうです。私としては精一杯の親切のつもりなのですが、大体この時点で70%の方から連絡が返ってこなくなります。悲しいです。

そして残りの30%の方のうち半分ぐらいは「さっそく本を1冊買ってきて読んでみました!」と教えてくれるのですが…

違うよ。全然違うよ。

思わずマークパンサーになっちゃうぐらい違うよ。

1億2986万4880冊も本がある

Google先生によると、世界には1億2986万4880冊も本があるんですって。しかも毎日どんどん増えてる。こんなん一生かけても絶対に読みきれません。多いよ。とっても多いよ。

「世界の全書籍の数」:Googleはどう数えたのか « WIRED.jp

そのうちの1冊や2冊だけ読んで理解しても、それは「その本が言いたいこと」が書いてあるだけです。嘘かもしれないし、間違ってるかもしれません。

たとえばネットショップの基本が知りたいのなら、なるべく沢山のネットショップ開業に関する本に目を通す必要がありますが、それを1ページずつ読んでいたのでは時間がいくらあっても足りません。

そこでオススメするのが、パラパラめくりまくり情報収集法です。名前は適当に今決めました。

パラパラめくりまくり情報収集法

パラパラめくりまくり情報収集収集法のメリット

+ お金がかからない
+ 部屋が狭くならない
+ 疲れない
+ 調べたい対象について、様々な視点から情報が集まる
+ 時系列での情報の変化がわかる

1.まずざっくり読む

何かを調べる時には、とにかく調べたい対象について書かれた本をたくさん集めて、片っ端からパラパラとめくるのが一番です。気になったところはじっくり読んでもオッケーですが、基本的には見出しを中心にざっくり目を通していきます。いちいち全ページを真剣に読んでいたら時間がかかる上に疲れるだけでまったく進みません。

本は1億2986万4880冊もあることを忘れないで!

2.時々休む

ざっくり読んだ情報が脳に定着するまで、少し時間を開けたりします。日をまたいだほうがいいかも。寝ましょう。

3.同じ本を何度かめくる

1度ざっくり目を通した本を、何度か目を通してみます。そして何が書いてるかを自分なりに理解します。改めて気になったところがあれば、じっくり読んでみたりします。

4.違いを見つける

同じジャンルの本を何冊も読んでいると、それぞれの本に書かれていることやいないこと、主張の違いなどが分かってきます。

また本が出版された時期にも注意します。特にIT関係の書籍(SEOとか)は、時期によって言っていることが全然違ったりします。ある時期はキーワードをまんべんなくページに入れればそれでオッケーと書いてあるし、最近の本では小手先のキーワードなんてどうでもいいから良質なコンテンツを作るしかないと書いてあったり。そういう時代ごとの主張の変化は、本には書いていないにも関わらず本から得ることができる重要な情報です。

そうやって理解が深まってくると、目次を読むだけで「この本は読まなくてもよさそう」とか、「この本は知らない情報が書いてあるな」ということがわかるようになるので、情報の収集スピードが超早くなります。慣れるに従って、ほとんどめくるだけでしっかり読まない本が出てくるわけです。

だから図書館がいい

調査を進めて理解を深めるには、このように10冊20冊とどんどん本を読み流し、読み飛ばしていくのが効率的です。でもそんなに大量の本を買っていたら大変ですね。お金もそうだし、置く場所も必要です。

その点図書館では借りて返せばいいだけだし、無料なので読み飛ばしても全く問題ありません。お金払って買ったら、丁寧に読まないともったいない気がしちゃいますからね。MOTTAINAI。

最近の図書館は検索するのも簡単なので、「ネットショップ」などのキーワードでひっかかった本を片っ端から借りるだけでいいのです。古本屋さんでも大量買い&読み飛ばしは安いコストでできないことはないですが、手に入る本が限定されるのと探すのが面倒なのであまり効率がよくありません。

あなたもレッツ読み飛ばし

とまあ普段からやっている人にとっては当たり前のことを長々書いてみたわけですが、最近はパソコン画面以外で活字を読まない方も多いようなので偉そうに書いてみました。

こんなやり方だと出版業界の方が悲しみそうですが、図書館で気に入った本は後でちゃんと買っているのでご容赦ください。そうそう、このやり方だと「本当に手元に置いておきたい良い本」が見分けられるようになる、というのもメリットかもしれませんね。

私がイジワルで「図書館で調べるといいよ」と言っているわけじゃないのがご理解いただけたところでこのへんで。

どうも、じぃーまでした。