所沢市が「2人目できたら1人目は保育園を退園」に!っていうニュースを邪推する【雑記】

最近ちょっとびっくりしたニュースにこういうのがありました。

所沢市が「2人目できたら1人目は保育園を退園」に!少子化推進政策と非難殺到 – Togetterまとめ

所沢市が育休退園を始めたとのことで話題になっています。2人目ができたら1人目が退園になるとのこと。何で少子化対策が急務のこのご時世に保育政策が後退するのかと思ったら、現市長の藤本正人氏のこの発言「子どもはお母さんと一緒にいたい。特に小さいころはきっとそうだろう」実態は分かりませんが、時代を逆行するような教育観でミスリードしている可能性が高いと考えられます。

もし私が所沢市に住んでいたら脊髄反射で引っ越すレベルの悪法で、まぁそんなことはもうあらゆるメディアで批判されているのでわざわざ書く必要もなさそうです。

で、この藤本正人氏という現市長の方はちょっと前に小中学校へのエアコン設置をゴネるという、本当に同じ時代の日本に住んでいらっしゃるのか疑わしいアイディアで絶賛話題になった方でもあるんですね。江戸時代とか夏でもグッと涼しかったらしいし、タイムスリップ経験者かもしれません。

狭山ヶ丘中学校へのエアコン設置問題 所沢市ホームページ

ただどうしてこんな時代錯誤で若い世代を追い出しにかかるような政策をバンバン打ち出していくのか考えてみたんですが、超高齢化時代に政治家として成功する戦略みたいのがあるんじゃないのかなと邪推する次第です。

つまりこう。

  1. 高齢者の方を常に優先するような政策を打ち出す。若い世代は苦労して支えやがれというスタイル。
  2. 1の結果、若い世代は所沢市から転出。高齢化世代からは手厚い高齢者向け政策で高い支持を集める。
  3. 若い世代が所沢市から減っていく。さらに所沢市内の高齢者の割合が上昇、支持率うなぎのぼり。

無論空想ですけど、ちょっぴり現実味ありそうじゃないです?財政難みたいだし、理にかなった「市長個人としての生き残り策」ではある気がします。

もちろんこうなってくると所沢市としては非常に問題があって、

  1. 若い世代が流出し、財政難はさらに悪化。高齢者向けケアにガンガンお金は使うので、当然のごとく財政破綻する。
  2. その頃には藤本市長はすでに市長を引退(破綻までは数年のタイムラグがあるので)。責任の所在はなぜか後任の市長へ。藤本市長、奇跡の大脱出。
  3. 子どもの一人もいない荒廃した航空公園のベンチに、市からの援助がなくなった介護施設を追い出された老人たちが集まり、「藤本市長の頃は良かった…今の市長のせいで施設を追い出されるとは…」と見当外れなことをつぶやく。
  4. 藤本市長は地元所沢市の高齢者たちの支持を基板に、国政へ進出。その頃所沢市はふじみ野市あたりに吸収される。

という感じに所沢市は消滅、藤本市長は伝説へ…というシナリオなわけですね。

200000%妄想なわけですが、かといって今の時代錯誤な政策をとる合理的な説明をするにはぴったりかもしれないな、と自己満足する次第です。

ところで私の事務所は駅のすぐ近く、メインストリート付近にあるので、選挙が近づくと事務所にいながら興味ないのにほとんど全ての候補者の街頭演説を聞くことができます。演説にはいくつかのパターンがあります。

  • 「ゴーゴー◯◯(候補者の名前)!」と連呼するだけパターン
    うるさいだけ。古い政治家に多い。
  • 保育施設を増やします!子育てしやすくします!パターン
    そのお金、どっから出るんだろう…あと、平日の昼間に言っても仕方ないと思うよ。保育施設が必要な家庭はみんな働いてるから。
  • 介護に力を入れます!高齢者に優しい政策!パターン
    そのお金、どっかr(略
  • (大音量で)地元企業の皆様が活躍できる政治ォォォォォ!パターン
    今まさに、あなたの騒音で地元企業が活躍を妨げられてまァァァァす!
  • ◯◯駅にエレベーターを設置した実績があります!パターン
    ピンポイントな実績ワロタ
  • 昨年度は余剰資産を運用し、◯千万円増やしました!パターン
    唯一お金のことを話してくれた極めて珍しい女性の候補者。資産運用は減るリスクもあるけど、そのあたりを天秤にかけて投票するのが我々有権者の仕事なんだろうなぁ。

ちなみに当選したのは「ゴーゴー◯◯(候補者の名前)!」の人でした。

乾いた笑いが出ちゃう。男の子だもん!

じぃーまでした。