Aliens versus Predator Classic 2000の思い出
映画の「エイリアン」シリーズってあるじゃないですか。最高ですよね。
映画の「プレデター」シリーズってあるじゃないですか。最高ですよね。
じゃあこの「エイリアン」と「プレデター」と「人間」が三つ巴になって血で血を洗う戦いを繰り広げるゲームがあったらどうだと思います?
…最高ですよね!
っというわけで「Aliens versus Predator Classic 2000」の思い出です。
「Aliens versus Predator Classic 2000(名前長い)」はPC用のゲームです。もともと「Aliens versus Predator」というタイトルだったのですが、同名の新作が発売されているので現在ではこのクソ長い名前が使われています。
余談ですが、この作品は、私が人生で初めてパソコンにグラフィックボードを増設してプレイしたゲームでした。当時中学生で、しかも特にパソコンについて教えてくれる大人もいなかったのにどうやって一人で増設したのか我ながら不思議なのですが、ゲームに向ける情熱だけは昔から気持ち悪いぐらいだったので気合でなんとかしたんだと思います。気合ってスゴイ。
ゲーム内容は「エイリアン」「プレデター」「人間(宇宙海兵隊)」の三種族から好きなものを選んでバリバリ殺しあうミッションクリア型のスタンダードなFPSなのですが…とにかくこの種族がとてつもなく尖っていて、それがゲームに非常な面白さを産んでいます。
種族1:人間
肉体的にはクソ弱く、持っている武器はかなり火力が高いという超攻撃力特化タイプ。
エイリアンに噛まれて死に、プレデターに狩られて死ぬ。
とにかく簡単に死ぬので、その圧倒的な火力で死ぬ前にブチ殺さないと先に進めません。
あと、レーダーを装備しているのですが、このレーダーがいちいち「ピピッ…ピピッ…」っという音を出すので超怖い。
種族2:プレデター
姿が消せて、しかも治療器具で自分を回復できる安心種族。
映画よろしく、戦士ぶってるくせに身体を透明にして遠距離から攻撃するというチキンプレイが可能。
ただし、持っている武器にクセが強いものが多い上にエイリアンには透明化(クローキング)がまったく効かないので、結局のところ四方八方から迫るエイリアンにチビりながら進むことになります。
種族3:エイリアン
本作の花型(だと勝手に思っている)。
とてつもない速度、接近戦しか出来ないかわりに、プレデターさえ一撃で葬れる攻撃力、壁に貼り付いて縦横無尽に走り回れる自由度!
さらに倒した敵の肉を食って回復!
最高にご機嫌なキャラクターなのですが、そのゲーム中の難易度は異常です。
まずすぐ死ぬ。人間など比較にならないほどすぐ死にます。
そしてマップが複雑。超複雑。こんなにマップが複雑なゲームも珍しい。
エイリアンは壁も天井も自由に貼り付いて這いまわれるのですが、この特徴を活かした複雑怪奇なマップがプレイヤーを混乱に陥れます。
いちいちどこにあるのか分からない天井や壁の通気口、入ったら入ったでどこにどうつながってるのが分からない狭いダクト、ようやく抜けたと思ったら大喜びで弾丸をバラまいてくるセントリーガン(映画「エイリアン2」に出てきた自動マシンガン砲台)。
しかもなぜか視界がちょっと魚眼レンズ風になるので、慣れないと最高に気持ち悪くなるオマレ付き。
ただ、敵の頭をガブリとやったときの感覚はちょっと病みつきになります(笑)。
どいつもこいつも個性的すぎるんだよぉぉぉぉ
っというようなやたらアクの強い三種族でバトルを繰り広げるので、ゲーム内容もとてもとても個性的な感じになっています。
良く言えばスリリング、悪く言えば…死ぬ…とにかく、死ぬ…。
雰囲気づくりは最高に仕上がっていて、
プレデターを選べばあのサーモグラフィーみたいな視界で敵を捉えて、手元のブレードでズバッと暗殺する体験ができますので、ちゃんと映画のプレデターの気分になれます。
エイリアンを選べば、パニックになって銃を乱射している人間の真上からスルリと降りてきて、頭をバクリといけちゃいます。
人間を選べば、「やってられるか…お、お、オレは逃げるぞ!じゃあな!…ぎゃあああああ!」っというモブの気持ちが味わえます(笑)。
特に映画のプレデターを見た後は、誰だって一度は姿を透明にして遠巻きに人間を観察しつつ、狩りのチャンスを伺いたいと思いますよね。ね?
少しでもこの気持ちが分かる奇人変人の方なら安心して楽しめる作品に仕上がっております。
興味ない人…?それは…まぁ…ちがうゲームやったらいいんじゃないかな…すぐ死ぬし…。
じぃーまでした。
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