看病日記:ピザが冷える

2016年5月13日

両腕に正体不明の湿疹がたくさんできました。私は元気です。

たぶん身体が疲れているのが原因だと思うのですが、これといって自覚症状がないので割と楽しく病院で過ごしています。もうすっかり看病のテンション的には

子どもが…子どもが白血病に…ッ…!!!

っていう感じじゃなくて、

はっけつびょう〜♪ふんふ〜ん♪はっけつびぃやおぅ〜♪ンッン〜♪

というノリ。病院で毎日過ごすという貴重な経験を楽しんでいる感じですらあります。もう入院してから1ヶ月以上経ってますからね。いかに大変な病気でも、根っからポジティブ思考な人間に「…ッ…!!」っていうテンションを1ヶ月以上維持するのは無理です。

ところで今住んでいる町は住み始めてからけっこう長いので、家を出るたびに高確率で知り合いに遭遇します。それは子どもが通っていた保育園の先生であったり、近所のおばちゃんであったり、はたまたよく行くお店の人であったりするのですが、正直言って大変失礼ながら、これが面倒くさい。というのも、人に会うたびに

(私)「子どもが白血病になって・・・(ほとんどの人がなんとなく入院を知ってるのでこの会話は不可避)」

(近所の人)「ええ・・・ッ!!それは・・・」

(私)「ああいや、治ると言われているのでそんなに深刻じゃ」

(近所の人)「本当に…ッ!!なんといったらいいか…ッ!!」

(私)「いやいや本当にそんなお気になさらず」

(近所の人)「可哀想に…ッ!!私にできることがあれば…ッ(涙ぐむ)!!」

(私)「」

本当にみなさんに親身になっていただいてうれしいのは間違いないのですが、さすがに病気の発覚から期間が開きすぎて、正直そのテンションについていけません(笑)。先月までだったら私も

(私)「ありがとう…(押し寄せる感情に膝を折りながら)ありがとう…ッ!!」

ぐらいのリアクションが取れたのですが…もう、けっこう経ったじゃん…?もう、そういうテンション違うじゃん…?しかも昨日なんて、久々にピザ屋でホカホカのピザをテイクアウトして帰ってきたところで近所のおばあちゃんに遭遇しましたからね。

(おばあちゃん)「きっと…きっと良くなるから…ッ!!」

(私)「(ピザが熱いうちに冷えたコーラでながしこみたい)」

(おばあちゃん)「看病する大人も…どうか…体調に気をつけて…ッ!!」

(私)「(タバスコあったかな)」

っていう感じになるのも仕方のないことです。

まぁあんまり深刻なテンションを続けると両腕の湿疹も治らなそうなので、今後もなるべくゆるいテンションのままでやっていきたいと思います。

ちなみに、ピザは少し冷えたけど…ッ!!!とても…ッ!!美味かった…美味かったです…ッ!!!

じぃーまでした。