リリース、やはりリリースがいちばん経験値たまる

https://zxima.itch.io/post-apocalypse-bathroom

というわけで、夏休みの宿題として作ったミニゲームをリリースしました。

短期間でガッと作ったゲームを雑にリリースしたいという気持ちは前からずっとあり、夏休みの宿題ってことにするか、というよくわからん理由で挑戦できました。

「終末世界で風呂の水を集める->きれいな水を集めたらちょっとスケベな画像が見られる」という太古のPC用フリゲみたいなアイデアがはじめにあり、スマホゲーだとストア設定とか審査とか解像度とか考えることがいっぱいあるのでどうしようかなと思っていたところの初のブラウザゲーとなりました。

ブラウザゲーいいですね。秒でリリースできました。クセになりそうです。毎秒やりたい。

昨年はIDCで「リリースこそ最大の宣伝」と偉そうに語った割にぜんぜんリリースできていないので、とりあえずひとつ(簡単だけど)リリースできてよかったです。

それにやっぱり、リリースまでやって初めて貯まる経験値があります。

itch.io

https://itch.io/

Unity製のゲームをウェブで公開する方法はいろいろありますが、今回はitch.ioを利用させてもらいました。

itch.ioはユーザ数が多くて、特に海外の人にプレイしてもらえそうな雰囲気があります。
今回は過去作や新作への宣伝もできたらいいなという狙いがあるのですが、itch.ioはそういうのオッケーらしいのでリンクを貼りまくりました。
副次的効果として、ずっと(国の都合で)リリースできてない中国語圏のユーザさんにプレイしてもらえたのがとても嬉しかったです。

Unity Play

Unity Play | Play and create games in your browser

Unity毎日使ってるわりにぜんぜん知らなかったのですが(不勉強)、Unity Playというサービスがあり、ここでもWebGLビルドしたゲームを公開できます。
Unityのエディタにボタンがあるのでとりあえずpublishするとプレイできるという鬼便利仕様。
なんかモバイルでの表示がうまくいかなかったので今回は断念しました。

結局、itch.ioでもUnity Playでもモバイルでリリースするにはある程度複数の解像度とアスペクト比に対応しておく必要があることがわかりました。
そうしないとUIが崩れたり、画面外を描画してしまいます。
PCオンリーに割り切ると解像度を固定できるので簡単ですが、モバイルでプレイできるのは手軽でとてもよいので難しいところです。モバイルゲーム愛してるぜ

WebGLビルド固有のバグ

なぜかUnityのInput system(新しい方)でマウスカーソルの位置が取れない問題があるなど

最近は考える前にAIに聞いてみるとすぐ答えをもらえることがあり、今回もそれですぐ解決。いい時代になりましたがこれもう人間いらないんじゃね

itch.ioアプリ固有の問題

itch.ioにはPC用に専用のアプリがありますが、Unityのデフォルト設定でビルドしたらちゃんと動作しませんでした。
結論だけ書くと

Compression Format = Gzip
Decompression Fallback = On

で大丈夫なんだけど、ちゃんとドキュメント読み込んでないと絶対引っかかる初見トラップつらいと思いました。

締め切りに間に合わせる

夏休みの宿題なので夏休み中に終わらせる必要があり、久しぶりにがんばって間に合わせる経験をしました(間に合ったとは言ってない)

本当はもっと詰め込みたい要素やギミック、演出がありましたが最低限まで切り詰めることで形にできました(間に合ったとは言ってない)

今回、一番時間がかかったのは入浴中のキャラクターの胸の大きさです。小さくしたり大きくしている間に時間が過ぎていき、答えはわかりませんでした。

ゲーム作るのたのしい!

やはりゲームは完成させると楽しく、それを遊んでもらえるともう何も言うことはありません。
最近はいろいろアレで新しいゲームをリリースできてない期間が長すぎたので、そういう当たり前のことを思い出せてよかったです。
楽しいのでまた短いゲーム作ります。