ギャップでGO

ギャップ

どうも、じぃーまです。

私は常々ギャップというものが大切だと思っているんですよね。

いつもはクールなイケメンがふいに見せる優しさ…映画版で妙に良い奴になるジャイアン…そういうものに人はグッとくるんですよね。こういうギャップを活かす、という視点を意識すると仕事や生活がちょっとずつ捗るかもしれません。

大したことないトーク力が、エンジニアの世界では役立った

私がまだサラリーマンだった頃、サーバーエンジニアとしてそれなりに重宝されるポジションで活躍しておりました。はっきり言ってエンジニアとしては中の下、いや下の上ぐらいの能力でした。それでもそこそこのポジションにいられたのはひとえに「しゃべりがうまい」からでした。うまいといっても、あくまでエンジニア基準。エンジニアって(少なくともその職場では)世間一般のイメージどおり、人と直接話すことやプレゼンするのが極端に苦手な人がやたら多かったのです。たぶん、本当に喋りが上手な営業マンに比べれば大したことはありません。しかしエンジニア周辺では私のちょっとしたトーク力でも十分な武器になるのでした。

これがギャップが生み出す力ですね。

逆に私程度、ドラゴンボールで言えばラディッツに最初に遭遇して瞬殺された戦闘力たったの5しかない一般人のおじさん程度のIT能力でも、もし当時の私が営業部に転属になったらそれはそれで重宝されたでしょう。当時の営業部の同期からちょっと小耳に挟んだ程度の情報でも「それはちょっとプログラム書いたらやらなくて良くなる業務じゃないかな」とか、「そんなことエンジニアにいちいち確認しなくても自信をもってお客さんと話してきなよ」と思うような事案がたくさんありました。ここではエンジニア周りで活躍した「大したことないトーク力」の方は活かせそうにありませんが、逆に「大したことない技術力」の方が役に立ってくれそうです。

私の「大したことない技術力」、「大したことないトーク力」、どちらも単体で見ると大したことない能力ですが、それが際立つ場所にさえ行ければ十分に役立つ武器になります。これがギャップの力です。

広く浅く修得するのが良い?

トーク力がモノを言う営業の現場で、他の営業マンとトーク力で戦うのは非常に難しいと思います。みんながトーク力を磨くために勉強していますからね。技術力がモノを言うエンジニアの現場ではみんなが技術力を磨いていますから、やはり技術力ばっかり磨いてもなかなか輝くことができないでしょう。

しかしちょっと周りが持っていない能力を持っているだけで、簡単に抜きん出ることができる場合があります。

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この本でもスーパー実業家のおじいちゃんが、むかし働いていた工場内の色んな部署を、「大体分かった」ぐらいまで勉強しながら異動しまくったと言っています。話の趣旨はちょっと違うのですが、とにかく「色んな能力をそこそこの深さで広く持っている」ことが大事ってことですよね。

私もサーバやウェブサイトは作れるし、雑貨の仕入れルートは持ってるし、iPhoneのアプリは作れるし、かわいいマスコットキャラクターのデザインできるし、法人の設立と運営もできるし、簿記も実務の経験もあるし、セキュリティ監査みたいなこともしてるし…とにかく色んなことをそこそこやっています。まぁそれがいいかどうかは本当にはわかんないけど、スーパー実業家が言ってるんだからいいじゃん。いいじゃん。

口下手な営業マンでも勝てる…ギャップを意識した戦略

ギャップというのは必ずしも長所とは限らず、短所でもギャップになり得ます。超口下手な営業マンが手書きのチラシを一生懸命配ったら、あっという間にトップセールスマンになったという話を聞いたことはないでしょうか。

ギャップを意識して勝つために大切なことは、「人と同じことをしない」ということでしょう。口下手な営業マンがトークで勝負してもライバルに勝つことは難しいですが、自分が持つギャップを意識して人と違うことをするのが勝利への近道のようです。

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トーク術に頼らない営業の書籍も出ているみたいですね(読んでないけど。

ギャップを探してみよう

恋愛、人間関係など色んなところでギャップは活かせると思います。一度自分が持っている長所・短所、そしてそれが活かせそうな場所を考えてみてはいかがでしょうか。ほんのちょっとした視点の違いで、今よりずっと楽だったり楽しい時間を過ごすことができるようになるかもしれません。

「戦闘力、たったの5か…でもあっちの職場だったら大活躍できるかも」

どうも、じぃーまでした。