【読書感想文】『新訳 成功の心理学 人生の勝者に生まれ変わる10の方法』を読みました。
新訳 成功の心理学 人生の勝者に生まれ変わる10の方法
こんなに自己啓発される自己啓発本、初めて読みました。
ネットで評判が良いらしいのでなんとなく読んでみたこの一冊。非常に自己啓発本らしい、ザ・自己啓発本とでもいうべき内容の一冊です。
書いてあること自体は特に真新しいわけではなく(実際、初版が1986年?とのことなので真新しいわけがない)、自己啓発本マニアの方には「なんだこんな内容かよ」というそっけない感想で終わってしまうのかもしれません。でも思うんですけどね、ちゃんとした生き方をするために実践しなければいけないことって、大抵が「当たり前」の内容なんだと思うんですよね。子どもの頃にお母さんが「早く寝ろ」とか「野菜を食べろ」って言ってたのと同じですね。分かってるけどできない。続かない。気がついたらYoutubeでダラダラとプリキュアのエンディングの変遷を追っかけたりしてしまうのが人間というものです。だから、そういう「当たり前」の内容をキチンと並べて書いてくれる1冊っていうのはとっても貴重なんです。
本書の詳細な内容はググると山ほど出てきそうな気がするので割愛しますが、どのトピックも人生を豊かに生きるのに必要な心構えが解説されている上に、「ここだけ繰り返し読んで頭に叩きこめよ」という分かりやすい構成になっているので、私のようなにわか自己啓発本読者でも安心の読みやすさです。タイトルに「成功」という言葉が入っていますが、お金持ちになる方法が紹介されているわけではなく、むしろ「人生をキッチリ前向きに生きる」ことを「成功」と言っている感じです。なるほどベストセラーになるわこれ。
それにしても自身を省みて、ぜんぜん価値を見出だせずに時間ばかりを溶かされていったサラリーマンから脱出し、自分の好きなように家族と時間を使える状況まで脱出できたのは大きな進歩でした。すごいぜ自分(自己肯定)。これからは、より一層、世界に面白いものを発信していける人間になります(大胆な自己期待)。あと家族と過ごす時間をもっとアクティブに確保します(豊かな人生観)。
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