常識

防犯

先日、我が愛する事務所でシコシコと1人で作業をしておりましたところ、突然知らない男性が入ってくるというトラブルがありました。

文章で書くと大したことない感じがしますが、実際に遭遇するとマジでビビりますからね。

事務所といってもただのワンルームアパートのようなつくりです。ワンルームアパートで誰もこないと油断してるところにいきなりドアガチャですよ。いかに何事にも動じない鋼鉄の精神力を持っていると普段から自分で言っている私とはいえ、完全に油断しているところに知らないおっさんの突撃は脱糞ものの衝撃です。

最初は強盗かなにかかと思って、とっさに迎撃できる武器を探したのですが、残念ながら手元にはカッターぐらいしかありません。カッターっていうと、中学生を誘拐した犯人が自殺し損なう程度の殺傷能力しかないことが全国的に有名になってしまったので、抑止力としては期待できません。これはもう普段から鍛えぬかれた私の鋼鉄バディ(体脂肪率30%近く)そのものを凶器と化して反撃するしかないのか…一時的に身体能力を引き上げる秘伝の呼吸法を開始し、丹田に集中する氣(オーラ)を爆発的に高め…

とかなんとかやっていたのですが、結局のところ強盗の正体は「HPを見て、アポ無しでやってきたお客さんが、インターホンもノックもなしで、カギをかけ忘れていた事務所の中に勝手に入ってきた」というだけでした。

アポ無しで来られても困る上に時間もなかったので、申し訳ないのですがお客さん(元強盗)には丁寧に説明の上、お帰りいただきました。

高めた氣(オーラ)を解き放つことなく終わってよかった。

常識は常識っていうけど常識じゃない

ところで今回のことは、私が思っている「常識」が、お客さんにとってそうではなかったことが原因だといえるでしょう。

アポ無しでいきなり来る常識外れな人なんているはずかない、

インターホンもノックもなしで勝手に入ってくる常識外れの人なんていない、

そうやって私が「当たり前」だと思っていたせいで、お客さんには無駄にご足労いただき、私自身は無駄に氣(オーラ)を高めてしまうという、お互いに不利益を被ることになってしまいました。

こういうことは時々あって、例えば以前、相談サービスに来てくださったお客さんに、帰り際に「またいつでも来てくださいね」とお伝えしたのですが、後日夕方ごろにアポ無しでご来所いただき、「えっあっこれから子どもを保育園に迎えにいくので…スンマセン」ということがありました。

私としては「またいつでも(事前に電話等で連絡してもらった上で)来てくださいね」といったつもりだったのですが、それはあくまで私の中に「社会人は、事前の連絡なしで人に会いに来たりしない」という前提があったのが原因です。だってアポ無しで人が遊びに来るとか、正直小学校のとき以来だし…。

まとめ

いくら自分が「そんなん常識だろ」と思っていても、それがほかの人にとっても常識であるとは限りません。

インターネットを利用すると、良くも悪くも不特定多数に情報を発信することになります。自分の常識がいつも通じるとは間違っても思ってはいけません。

インターネットを利用する時は、そういうことをしっかりと踏まえた上で情報を発信するようにしたいものです。

ちなみに私の合同会社ズィーマのHPには所在地のページに「アポ無しでこないでね!」と書いてありますが、そういう注意書きが読んで欲しい人に読んでもらえるとは限らないのがインターネットの難しいところです。

あと、いかに安全と思っても、ちゃんとドアにはカギをかけようと思いました。

さて休日だし、氣(オーラ)でも練るとするか…。

じぃーまでした。