【合同会社設立】ひとりで合同会社の設立登記申請をやってみました その2

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前回はこちら

さて、大して儲かってもいないのに法人を設立することになった私ですが、前回は無事に法務局に合同会社設立登記申請書を提出することができました。
あれから1週間、提出時に教えてもらった登記完了予定日を過ぎても特に連絡が来なかったので、無事に法人が設立されたようです。

ついにこれで私も社長です。
そう、ついにこれで私も社長です。
(※合同会社の場合、正確には代表社員。ダサい。)

嬉しくて2回言ってしまいましたが、まだもう少し設立時に行わなければいけない手続きがあるらしいです。めんどい。

印鑑カードの発行、履歴事項全部証明と印鑑証明書の取得

まずは再び法務局に向かい、印鑑カードの発行をしてもらい、ついでに履歴事項全部証明と印鑑証明書を何枚か取得します。
私の場合は履歴事項全部証明が3枚、印鑑証明書が1枚あれば充分でした。
なんかカッコいい発行専用の機械があって、サクサク取得できました。
※そんなに窓口混んでないし、こんな高そうな機械入れるのは税金の無駄じゃね?と思ったのはここだけの話。

銀行で法人用の口座開設

お気に入りの銀行に行き、「法人用の口座をくださーい」と大きな声でお願いします。
ちょっと怪しいですが、どのみち「コイツひとりで法人の口座作るとかなんなの。パーカー着てるし。」という目で見られますので大丈夫です。銀行強盗と間違われないことが重要です。

2-3日の審査の後に再び銀行に行き、そこで口座の開設完了です。
履歴事項全部証明と印鑑証明書、それから「現在行っている個人事業が実際に営業していることを証明できる書類」などを求められました。※何の事業も始めてない人は口座が作れないのでしょうか?口座がないと事業もできない気がするけど。たまごが先かニワトリが先か...よくわからないぜ銀行。

国税の申請(税務署)

まずは国税の申請ということで、税務署に法人設立届出書を税務署に提出しなければなりません。
この時、一緒にもろもろの書類を出しておくのがベターです。
私はこんな感じの書類を提出しました。
(※私はひとりでやっていくつもりなのでこの程度ですが、人を雇用する場合はもっと増えます)
また場合によっては棚卸し資産の償却方法の届出書とか、減価償却資産の償却方法の届出書も出すとオッケーでしょう。

  • 青色申告の承認申請書
    個人事業の時も出しました。
  • 給与支払い事業所等の開設届出書
    自分に給料を払う時も必要です。
  • 源泉所得税の納付の特例の承認に関する申請書
    「の」が多すぎてバツをもらいそうなネーミングです。源泉所得税を毎月納付する手間が死ぬほど面倒なので提出します。

どの書類も2部作って持って行き、片方を控えとして返して貰いましょう。

地方税の申請(都税事務所or県税事務所)

さっきのは国税なので、今度は地方税のために都税事務所に行きました。

提出する書類は税務署に提出した法人設立届出書とほぼ同じなので楽勝です。
(※近所のコンビニでコピーしてから向かったら、コンビニに原本を忘れたのはここだけの話)

社会保険の手続き

値段が上がるので加入しない会社も多いと聞きますが、いちおう強制加入なので社会保険事務所に届け出ないと行けません。

この書類は枚数が少ないながらもクソわかりにくくて何を書けばいいのかイマイチ分からなかったので、ある程度書いたところで直接窓口のお姉さんに教えて貰いました。
ついでにいうと、法人設立後5日以内に手続きしないとダメ、とのことでしたが余裕で10日以上経ってましたが何も言われませんでした。それどころかお姉さんから「不備があったので郵送しますごめん直して」って電話がかかってきたので、まだ完了してませんwwwwwwwサーセンwwwww

法人設立おわり、それから

というわけで法人設立に関する手続きはこの辺りで終わりです。
参考になる書籍も沢山出版されているので、ここまではひとりでも比較的簡単にできます。専門家に依頼すると当然ながらそこそこお金がかかるので、私のようにひとりで法人設立したい方はやる気さえあればすぐに実行できるでしょう。

ただしこの後、税の申告その他が個人とは比較にならないほど難しいらしいので、どのみち税理士さんかどこかに依頼することになると思われます。いずれお願いするなら、最初から相談してみるのもアリなのではないでしょうか。

っていうか私は経理や税の申告についてノープランなので、これから調べたいと思います。めんどし。

photo credit: paul bica via photopincc