まぁなんとなくできてるからいいじゃん、っていう精神でGO

スマートフォン

仕事柄、新しいネットショップを始めるとか、アプリを作るとか、新しいWebサービスを作るぜ!っていう素敵なこころざしを持った方とお話する多いです(まぁ最近は病院に住み込んででご無沙汰だけど…)。

大いに刺激になるわけですが、そういう熱意が溢れる方が、実際にお店なりウェブサイトなりを作ってサービスを提供し始めるところまでたどり着ける確率は3割かそれ以下、ヘタすると1割を切るぐらいかと思います。

皆さん、かなりの情熱を持っているように見え、これはひょっとしてスゴイことを始める人なのか!と思うのですが、実際には計画の途中で(理由は色々あるにせよ)自然消滅することが多いようです。

いつも言っているように、なにか新しいことを始めるなら、とりあえずブログをマメに書くといいですよ!とオススメするのですが、サービス提供までたどり着ける人とそうでない人の間には、ブログにも一つの傾向があるように思います。

それは更新頻度と誤字脱字の数です。

最後までたどり着ける人は、ブログの更新頻度が高く、誤字脱字が多いです。

逆に途中で辞めてしまう人は、ブログの更新頻度が低く、誤字脱字が少ない気がします。

要するに、未完成でも多少のアラがあってもいいから、ドンドン作ったものを公開していく、というスタイルの人は最後までたどり着けるし、いちいち細かい点ばかりに目がいって、文章の一字一句まで気にするタイプの人は途中で息切れを起こし、最後までたどり着けないということではないでしょうか。まぁカンですが。

ダークソウルより心が折れる、独学未経験のプログラミング

この記事を読みました。

要するにプログラムを勉強する前に、ネットに散乱する「これやったほうがいいぜ」「すごいプログラマーはこういうツールを使ってるぜ」という情報に惑わされ、肝心の勉強が進まずに途中で心が折れてしまうという記事です。

超共感しました。

私も未経験からプログラムを勉強して、アプリを開発するようになりました。最初のころは右も左も分からず、エディタがどうしたとかgitがどうしたとか、ネット上に散乱する情報に右往左往して、全然勉強できている気がしなかったものです。

最初はプログラムの書き方がさっぱり分からないのはもちろん、絵も描けないし、ゲームの調整も分からないし、とにかく手当たり次第にググって、情報を集めて、最終的にかえって混乱するというのを繰り返していました。

あまりにも混乱するので、最後はもう「とりあえず動いてればOK」という方針を貫き、とにかくとりあえず動くゲームを作ることに専念しました。

結果、できあがったのが最初のゲーム「ロボラン」です。

ロボラン
ロボラン-ロボットバトルランキング-公式サイト – つくって、たたかえ!

今から見ると、かなりいい加減で大雑把なゲームですが、情熱だけはたっぷりと込めたので、レビューの評価は上々です。

その後もコード綺麗さとか、正しい動作とかを完全に無視して、色々なゲームを作りました。

宇宙人マネー
カミとボク
うさぎなわとびサンプル画面

さらには1年以上、まったくプログラムを書かない空白の期間もありました。つい最近までGitHubの使い方も知らなかったし(今も怪しい)、拡張性とか修正のしやすさとか、正しいコードの書き方を意識し始めたのもずっと後のことです(今もできてない)。

ようやく、ここ半年ほどは割と思い通りのアプリが作れるようになってきました。

都市伝説ブレイカーイメージ
都市伝説ブレイカーとか、

うさねこしわけ
うさねこしわけとか、

このあたりは個人的にもお気に入りです。

しかしながら、初心者の状態からこれくらいのアプリを目指していたら、たぶん心が折れて、一つのアプリも世に出せなかったでしょう。いい加減な「とりあえず動いてればOK」の精神が、最終的にたくさんのアプリを生み出す原動力になりました。

思えば私のネットショップ(休業中)も、最初は本当にテンプレート通りでつまらない店でしたが、何度も見直し、リニューアルを繰り返して今の形に落ち着きました。これも、最初から納得の出来を目指していたら、今ごろは影も形もないか、もしくはどうにもつまらない店ができていたでしょう。たぶん。

時々、プログラムの勉強に挫折したとか、「どんな本を読んだら、開発できるようになりますか」という質問を頂きます。「よいコードの書き方」とか、「美しいプログラムの書き方」を勉強している、という初心者の方も散見します。その勉強しようとする精神、えらいです。超偉いです(自分にはそういう精神が無いので…)。

でも、もしまだ何も世に出していないのであれば、勉強はおいといて、とりあえずどんどんやってみて、生み出したものを世に送り出す経験をすることをオススメします。

そういう「最後までやった」という体験がないと、普通の人は絶対に途中で心が折れます。だって最後までやった時の達成感を知らないんですもの。

プログラムなら、とりあえず動けばいーじゃん!
ブログなら、とりあえず読めればいーじゃん!
お店なら、(予算の範囲で)とりあえず商品を並べればいーじゃん!

という気持ちが大切なこともあるので、覚えておいてほしいです。

あと、ついでに私のアプリをダウンロードしといてほしいです(切実)。

じぃーまでした。