自分にやさしく

2016年5月13日

というわけで子どもが入院中なので、実家の母が時々手伝いに来てくれています。

18で実家を出て以来、こんなに頻繁に母に会う日がくるとは想像もしていませんでした。年に1、2回、孫を連れて実家に帰るときぐらいしか会わないので、

「もう、母の顔を見るのも数えるほどの回数なんだろうな…おっかさん…」

と思っていたのに、降って湧いた突然のババアボーナス。まぁ嬉しくなくもないのですが、あまりの回数アップに軽くお腹いっぱいです。

というのも母(以下ばーさん)は実に働き者で、まったくじっとしていないのです。

暇さえあれば掃除、買い物、洗濯など次から次へと手をつけ、休憩というものをぜんぜん取りません。

こちらとしては上の子が入院中なので下の子を見て欲しく、そのために来てもらっているのですが、どういうわけか子どもはあんまり見てくれず、特にやる必要のない掃除やら何やらに全力を傾けています。

それだけなら、部屋が綺麗になってラッキーってなもんなのですが、さんざんこちらがお願いしてない家事をこなした挙句に「働きすぎて疲れたわー」とか言われるので、あまりの地獄のミサワっぷりに息子的にもびっくりです。しばらく会わないうちに、いつの間にミサワ化してしまったのでしょうか。知らなかったわー、マジ焦るわー。

昨日などは、もうはっきりと「余計なことしなくていいから、休めるときに休んで、子どもの面倒だけ見てくれ」とお願いしたのですが、

「こういう性分だからしかたない。」

とばっさり断られました。性分ってリアルに発言する人、初めて見た。

ところで私も、子どもの入院生活の最初の頃は、子どもを寝かした後にせっせとパソコンを出して仕事をしていました。仕事はぜんぜんできてないし、ブログも更新できてないし、アレもコレもやりたいのに、全然時間がない。寝てないわーまじつれーわー。という具合に休まず手を動かしていたのですが、最近はめっきりやらなくなりました。体調がかなりマズイことになったからです。腕に変なブツブツもできました。

日中も仕事して、それから夜もコソコソやって、それから子どものオムツを夜中に何度も交換しつつ狭いベッドで寝る、という生活を続けると、どうやっても体力が持ちません。

最近は日中も大して仕事をしてないので、ヤベーなと焦ったり実際ヤベーのですが、健康を害してしまうよりはヤベー度合いがヤベーくない、要するに健康は大事なので、ここはひとつ割り切って、ヤベー気持ちを投げ捨てて寝たり休んだり、隙あらばお茶でも飲んで休憩するようにしています。結果、体調は全然ヤベー感じではなくなり、心にもヤベーぐらい余裕が生まれました。仕事はヤベーですが、元気なら取り返せるでしょう。たぶん。ヤベー。

忙しくしないと不安、っていうのは一種の現代病ですね。もちろんやりたくて仕方ねえ!楽しいよぉぉぉぉというのであれば忙しいのも良いものですが、時にはそういう気持ちを投げ捨てて休み休みいかないといけない時もあるようです。

さて、仕事してなくてヤベーけどお茶でも飲もぉぉぉぉぉっと。

じぃーまでした。