Unityの開発環境をMacからWindowsに乗り換えてよかったこと
開発環境をMacbookAirから、Windows10Pro搭載のThinkPadT470sに変更しました。
基本的に満足していますが、メリットもあれば当然デメリットもあります。
使い始めてからけっこう経ったので、軽くまとめてみたいと思います。
MacからWindowsに乗り換えて良かったこと編
Visual Studioが使えるようになった
Mac版Unityの標準IDE(Unityをインストールすると一緒についてくるやつ)はMonoDevelopですが、Windows版だとVisualStudioです。
Unityをインストールしてみるまで、まさか標準で入っているとは思わなかったのでビビリました。
使ってみたら、細かい部分でMonoDevelopよりも便利です。MonoDevelopしか使っていなかった時はそんなに不便を感じませんでしたが、やっぱりVisualStudioは便利でした。
便利さ具合は「今からMonoDevelopに戻れと言われたらちょっと辛い」・・・っていう程度です。つまりとても便利です。
スリープがちゃんとスリープする
Macbook Airのスリープって、あんまり信用できなくないですか・・・?
スリープにしてても電池がガンガン減るし、カバンの中でホカホカになってるし・・・私だけかと思っていたのに、案外そうでもないらしい。
- Macbook Airのスリープ時バッテリーの減りが激しいので対策してみた | Tanweb.net
- MacBook がスリープ中でもバッテリーが減るので頑張ってみた: パソコン日和
- MacBookスリープ中のバッテリー消費が激しい/スリープしない場合の対策 | トレードステーションと株・FX自動売買で暮らす
スリープはけっこうかなり大事です。いつでも作業を中断して、ちょっとした時間にすぐ作業の途中から再開できると開発に対する腰の重さも減るし、作業も捗ります。
っていうかスリープ機能がないと、UnityとかVisualStudioとか一通り起動するだけでなにかしたような気分になる・・・。
ThinkPadにしたら、スリープがちゃんとスリープしてくれるようになりました。嬉しいです。
メモリとストレージの容量に余裕が生まれた
これはWindowsだからというわけではありませんが・・・Macって基本的にお高めじゃないですか。
Windows機だと、比較的低コストで高いスペックを実現できるので、ハードウェアリソースに余裕をもったマシンが使用できがちです。
予算が潤沢にある人は、色々と盛りまくったMacにWindowsOSをデュアルブートできるようにしとくと、お金はかかるけどとても便利でしょうね。
予算がなければWindows機、デプロイ用にクソ安いMac miniか何かを用意するのがよさそう。お金持ちはとりあえずゴリゴリに盛りまくったMacbookProをタダで私にプレゼントしてくれたらいいと思います。
周辺機器が充実した
Windows機のほうが、安くて多様な周辺機器が手に入ります。
特にエルゴノミクスマウスとキーボードはクソ腱鞘炎に苦しむ私を救ってくれました。
もっともWindows用のキーボードとマウスはMacに対応していなくても、(大抵の場合は)少し工夫すればMacでも使えます。
フリーソフトが充実した
ゲームを開発する時には音声ファイルの変換とか画像の編集とか、色々なソフトが欲しくなりますが、フリーソフトの充実さでは圧倒的にWindowsです。
Macも最近はいろんなフリーソフトがありますが、今一歩使えるソフトは少ない感じ。
Gimpがちゃんと動く
私は未だにゲームで使用するグラフィックの全てをフリーソフトのGimpだけでなんとかしてるのですが、Mac版のGimpはしょっちゅうバグるのであまり使えません。
ちゃんとした有料のソフトを使っている人はどうでもいいですね。
電源アダプタが安い
Macのいちばん悪いところだと個人的に思っているのですが、電源アダプタがクソ高い。しかも壊れやすい。あの形といい強度といい、本体ほどちゃんと考えて作ってると思えません。それともわざとか?わざとなのか?
壊れやすいので持ち運ばなくて済むように、よく使う場所にそれぞれで置いておきたいところですが、しかし高い。
ThinkPadの電源アダプタは大して壊れないのに3000円ぐらいで買えるので安心です。
(ThinkPad限定)トラックポイントが便利すぎる
WindowsじゃなくてThinkPadのいいところですが、トラックポイントがクソ便利です。
本当にホームポジションから手を動かす必要がなくなります。ThinkPad使った後に他のパソコンに触るとトラックポイントがなくてとてもつらい。
MacからWindows機に乗り換えて悪かったこと編
iOS用のデプロイができなくなった
iOS用のデプロイができないのは、わかっていたけど不便です。
WindowsとMacでファイルを共有するのも面倒くさい。
動画のキャプチャがしづらくなった
Macは標準で入ってるQuickTimeで自由自在にiPhoneやディスプレイの録画ができますが、Windowsではそうもいきません。
Windows10だと、ゲームのプレイ動画用に画面をキャプチャするソフトが入ってますがそれぐらい。
有料のソフトを探すと高そうですし、ここはMacの完勝です。
ディスプレイの美しさ、スピーカーの音質ががくっとさがった
聞き比べないと分からないですが、MacbookAirって小さいのに音がいいんだなって思いました。
別にオーディオマニアじゃないので気にはなりませんが、明らかにMacはそういうユーザーが触れる部分に力が入ってます。
iMovieが使えなくなった
私が買ったころのMacには標準でiMovieが入っていて、動画を作るのに重宝しています。
最近だとiMovieは有償っぽいのでWindowsでも同じような動画編集ソフトを買えばいいっちゃいいのですが、iMovieは使いやすいと思います。
iTunesConnectの編集がフルにできない
今もそうなのかは確認していませんが、iTunesConnect上にAppPreview動画をアップする時などはSafariじゃないといけなかったと思います。
そしてWindows版のSafariは失われて久しいので、Macを使うしかありません。AppleさんのMac縛りは地味に厳しい。
まとめ
冒頭にも書いたように、MacもWindowsもそれぞれに一長一短があって一概にどちらが優れているとは言えません。
最終的には予算か好みの問題だと思います。
前述したとおり、お金があるならMacbookProでWindowsデュアルブートにしたら後はもう好きにしたらいいという感じです。
私はThinkPadが好きですし、誰か親切な人がハイスペックなMacbookProをプレゼントしてくれたらそれはそれでとても喜びます。そんな感じ。
じぃーまでした。
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