アプリのマネタイズにviidleを試してみた

2018年1月19日

アプリとかゲームを作ったはいいけど、じゃあどうやってお金もらおっかというマネタイズの問題は開発者の永遠のテーマです。たぶん。

私の場合、収益の柱はアプリ内課金ですが、アプリ内で表示している広告もけっこう重要です。過去2作は手っ取り早く導入できる「UnityAds」という動画広告と「Admob」という超メジャービッグネームの広告を導入していました。

新作のMyLove.では心機一転(？)、viidleという比較的新しい動画広告サービスを導入しました。

viidle – The Leading Mobile App Monetization Platform

viidleってなによ

アプリ内に動画広告を表示してくれるサービスです。

viidleの何がすごいのよ

viidle自体は広告を配信していなくて、提携している複数のアドネットワークサービスから一番お金になるものを選んで配信してくれます。Admobで自前で設定できる「メディエーション」というアレを勝手にやってくれるサービスというわけです。各社ごとにアダプターを導入する必要がないので導入が簡単です(ただし問題もあり。後述)。

今のところ(2018/01/18)有名な6社の広告から広告がメディエーションされます。UnityAdsも含まれます。

昨日、直接中の人と話す機会かあったのですが、今後もっと増えていくことは確定のようです。

導入は簡単・・・か？

Unityへの導入は基本的に難しくないのですが、場合によってAndroidの64k問題が起きたりするので微妙に手間がかかる場合があります。というか私はかかりました。今は対処法がマニュアルに記載されています(※ 私が担当さんに直接問い合わせたらすぐ回答が来て記載された。つまり私の人柱の成果なので褒めてほしい)。

↓ Unityへの導入マニュアル
viidleSDK Unity Plugin Set Up Guide · adjapon/ViidleSDK-Unity-Sample Wiki · GitHub

この辺は微妙に面倒くさいし実機ビルドの手間も増えるので、なんとかしてくれと要望しておきました。解決するといいですね。

利用料は無料、手数料は10%

viidleの利用料は無料ですが、報酬の10%が手数料として引かれます。実にわかりやすい料金体系で好感が持てますが、はたしてこの10%がどのように作用するかは今後じっくり分析する必要があります。

インプレッション数が少ないとUnityAdsを単体で入れた方が利益を上げやすいかもしれませんし、広告の報酬は波があるし、一番報酬が良い広告をメディエーションしてもらえれば10%ぐらい取られても問題ないかもしれません。時と場合によるのでこの辺は本当になんとも言えないと思います。

強いて言えば、どっか一つのアドネットワークが配信を停止しても他のアドネットワークが生きていれば広告の配信は止まらないので、収益の安定化には確実に効果があります。でもそれはAdmobでも同じだし、でもでもAdmobはメンテナンスが面倒だし・・・とか、好みとかかけられる工数、その他もろもろの条件で自分にあったものを選ぶのが一番ですね。

ちなみに今のところン十万インプレッションでのCPMは平均的なアドネットワークのやつと変わらない感じがしますが、よく見るとちょっと高い日もあって・・・(小声)