ネットショップは技術じゃない(確信)

金覆輪

SEOとかユーザビリティとか、そんなんどうでもいい。ネットショップは愛情だ!!

と思えるような素敵なお店に出会いました。

はるばる実家から私の母が遊びに来た時、義理の母が用意してくれた和菓子がありました。

金覆輪

金覆輪というお菓子なんだそうですが、これがすんごい美味しくて、普段和菓子なんて食べない私でもびっくりするほど。滑らかで、優しい甘さで、ふへへへ…。母に会う度に「あれは美味しかったね~」と言われるようになりました。しかしこれを作っているお店は兵庫県で、簡単に買いにいけるものではありません。

よろしい、ならばネット注文だ。

菅屋
特選 和菓子: 菅 屋  

上記の菅屋さんのページはショッピングもできます。しかし、正直に言ってページづくりの技術は10年前のレベル。SEO的にもかなりアレですし、決済方法に至っては銀行振込しか選べません。不便。超不便。ネット専業でないにせよ、もう少し作りを直してもいいような…それこそ無料のショップサービスを使ってもいいような…

とかなんとかグチグチ(脳内で)呟きながら、直接実家の母に届くように注文を済ませました。

はい、ここ重要です。直接実家の母に届くように注文したんですよ。普通なら私のところには何も届きません。注文自体も全く問題なく、後日、母から「届いたよ~ありがとうお菓子うま~」というメールが届いてよしよしと満足しておりました。そこへ…

菅屋一筆箋
なんと手書きの一筆箋が。「前略ごめん下さいませ」に始まり「草々」で締まる素敵な一筆箋が!マジでか。

今回、商品や納品書のたぐいは私のところに一切届いていないんですよ。商品とは別に、わざわざ一筆箋をしたためて、納品書と一緒に送っていただきました。ちなみに封筒の宛名も手書きでした。すごい。

実際、ネットショップを運営したことがある方なら想像できると思いますが、真似しようと思ってもできることではありません。私も一言お手紙を商品に同封していますが、こんなにしっかり書いたりはしません。っていうかいちいち書いてると夜になるので無理です。無理だと思っています。でもこのお店ではやってる。もらったら嬉しい。すごい。

Amazonや楽天でなんでも手に入る世の中ですが、個人の零細ネットショップもこうやって人間臭いところ、全然スマートじゃなくて面倒くさいところに活路があるんだろうと改めて認識しました。

だってもうすっかりファンですもの。もちろんお菓子もすごく美味しいですしね。

また太るぞ(迫真)。

じぃーまでした。