今さら始めるデータ引き継ぎ機能
説明しよう!
データ引き継ぎ機能とは、スマートフォンの機種変更などで使用している端末を切り替える時、ゲームのデータを他の端末に移動することができる機能である!
というわけでもう何年も言われ続けているデータ引き継ぎ機能の実装をやっていました。
スマートフォン用のゲームは無限にあり、つまりデータ引き継ぎ機能の需要も無限にあるのでその手法は洗練されているのが道理なわけで、本気を出したら3秒くらいで実装できると確信していたのですがぜんぜんそんなことはありませんでした。
実際のところ、みんなどうしてるのかすごく謎なんですが、そういえば個人開発のスマホゲーで引き継ぎ機能を乗っけてるやつってほとんど見ないですね。運営型のゲームなら登録必須だからデータ全部サーバ側にあって引き継ぎなんていらないだろうし。じゃあ別に実装しなくてよくない?いやもうしたんだけども
Google Play GamesとUnity
Google Play Games plugin for Unityという、もう名前を聞いただけで便利そうな専用のプラグインがあります。
これ導入したらGoogle Play Gamesにはクラウドセーブなる機能があるので、やったぜ3秒で解決じゃんと思ったのですが、
まず最終アプデが2年前という驚きの事実。2年て、もうそれメンテしてないとかそういうレベルじゃないよ。じぃーまのゲームだって毎年何かしらメンテしてるよ本当だよ
この時点でもう使う気力がだいぶ削がれたのですが、
- Google Play StoreとGoogle Cloudの細々した手順か必要
- ググるとビルドエラーの対処法ばっかり出てくる
- Google Cloud使うので無料じゃない
など、試しに実装している間に新たな事実が次々と浮き彫りになり、実装の途中で別の方法を模索することにしました。
特に無料じゃないという部分、こんなに面倒なのに普通にお金がかかるなら別の方法がいいなぁという・・・
たしかAppleのGame Centerは簡単に実装できる上にお金もかからなかったと思うのですがどうでしたっけ?まぁいいや、とにかくどうせお金払うなら簡単なほうがいいに決まっています。
そもそも過去作にも同じ機能を追加するのに、いちいちこんなに面倒な手順やってられないし・・・
選ばれたのはPlayFabでした
2日ほどGoogle Play Games plugin for Unityと戯れてから断念し、失意の中、簡単に実装できそうなmBaaSを調べてみたところPlayFabが良さそうだったので実装してみたところ、
引くほど簡単じゃんこれ!!!!
ビルドエラー出ないし!!
メンテも前日とか数日前!!
やばい!!
となったのでPlayFabを採用する運びとなりました。
決まってしまえば簡単なもの、データをPlayFab側に保存したり読み込んだりする実装より、いろんなゲームに転用しやすいようUIを組む方が面倒でした。楽しかったけれども
特にこちらの電子書籍が非常に役に立ちました。
猫でもわかるPlayFab入門 〜君もPlayFabマスターに!〜 - nekojoker - BOOTH
これでとっついて、あとは公式ドキュメントを読めばだいたいなんとかなる感じ。今はGDPR対応?とかでユーザ操作によるデータの完全削除も必須なのでちょっと面倒ですね。
とりあえずフラットマシンの方はできたので、あとは過去作にも転用していきたいと思います。
パラサイトも途中までできました。横画面で作ったUIを縦仮面にするのが心からめんどう
2023年の宿題たちよ
ともあれ手法は確率したのであとは続々と実装するだけ、一気に全部やるのはつらいので適当に時間を見つけてやっていきます。
これが終わったらカタレスの英訳、そしたらやっと新作ですかね・・・新作やらないと死んでしまう精神的な意味で
そんな感じで引き続きやっていきましょう。
じぃーまでした。
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